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NBA

「ブロニーは金のなる木」元ドラ1戦士がジェームズ親子を批判「この物語はレブロンがGOATになるためだけのもの」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.12.01

今季NBA初の親子共演を果たしたレブロン(右)とブロニー(左)だが、ブラウンは2人に厳しい意見を突きつけた。(C)Getty Images

今季NBA初の親子共演を果たしたレブロン(右)とブロニー(左)だが、ブラウンは2人に厳しい意見を突きつけた。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのブロニー・ジェームズは今季、偉大なる父レブロン・ジェームズのもとでNBAキャリアをスタートさせた。ここまで6試合に出場したが、NBAでプレーできるレベルにないという批判の声も少なくない。

“キング”レブロンを父に持つ20歳のブロニーは、2024年のNBAドラフトでレイカーズから全体55位指名を受けると、2巡目指名ルーキーとしては異例の4年契約を締結。現地時間10月22日に行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズとの開幕戦でデビューを飾るとともに、NBA史上初の親子共演も果たした。

 しかし、左かかとの打撲による影響もあって11月10日以降は出場機会がなく、NBAでは平均0.7点、0.2リバウンド、0.3アシスト、フィールドゴール成功率16.7%(1/6)にとどまっている。経験を積むためにGリーグでもプレーしているが、2試合で平均5.0点、2.5リバウンド、3.0アシストと振るわない上、“ホームゲームにしか出場しない”とされる待遇が波紋を呼んでいる。

 2001年のドラフト全体1位指名で、自身もマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)から大きな期待を受けながらも大成しなかった選手という不名誉な評価を受ける元NBA選手のクワミ・ブラウンは、自身の公式YouTubeチャンネル『Bust Life』で、元同僚のギルバート・アリナスと議論を交わした。

「レブロンは自分の息子を(ドラフトで)指名できないし、チームを所有していない。レイカーズはレブロンの名声を利用している。レブロンは金のなる木で、ブロニーはもうひとつの金のなる木だ。だから、(人気ヒーロードラマ『ザ・ボーイズ』に登場する史上最悪のスーパーヒーローであるホームランダーになぞらえて)ホームランダー1号、ホームランダー2号、ホームランダーJr.と呼んでいる。これはすべて金のためなんだ」
 
 アリナスは「ブロニーはGリーグならアドバンテージを得るだろう」としつつ、「ブロニーのプレーの問題点は、アグレッシブではないことだ。得点を狙っていない時、それが問題になる。パスをしようとすると、すべてミスしてしまう。超アグレッシブになればいい。俺は得点をするんだ、止めてみろと。そうすればパスを出してやる、とね」と、課題を指摘した。

 ブラウンはアリナスの主張に対して、「ギルバートは、彼は平均15~18点を取る選手たちを差し置いて優先されるべきだと認めているんだ。ブロニー・ジェームズは、レブロン・ジェームズの息子だからこれらの選手よりも優遇すべきだと。残念だ。これは縁故主義ではなく、エリート主義だと君は認めた」と、ブロニーは“VIP待遇”されるべきではないと説く。

「父親のレブロンはブロニーがNBAでプレーする準備ができていると言ったが、現実は違った。ピック&ロールも正確にできてないし、ブロニーは(レイカーズで)ローテーション入りできていない。この物語は、レブロンがGOAT(史上最高の選手)になるための称賛を得ることを目的としている。それが夜も寝れなくしているのだと思う。だからソーシャルメディアから逃げているんだ。彼の息子(ブロニー)はGOATの地位における汚点だし、保証された契約を手にするべきではなかった」

 レブロンは11月20日、自身のX(旧Twitter)とインスタグラムで、ソーシャルメディアから「しばらく離れる」と表明したが、その背景には“ブロニー問題”も少なからず関係しているとブラウンは推察していた。

構成●ダンクシュート編集部

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