今季、ロサンゼルス・レイカーズはレギュラーシーズンで50勝32敗（勝率61.0％）と予想を上回る好成績を残したが、第３シードで臨んだプレーオフではミネソタ・ティンバーウルブズの前に１勝４敗でファーストラウンド敗退。大舞台で結果を残せなかったため、今夏は大なり小なり選手の入れ替えが行なわれることが予想される。

　大半のプレーヤーが来季も契約下にあるため、補強するにはトレードがメインとなる。オースティン・リーブスや八村塁をアセットとして様々な補強案が噂として流れているが、もうひとつ気になるのは、プレーヤーオプションを持つレブロン・ジェームズの去就だ

　来季は5263万ドルもの大金を受け取ることができるレブロンだが、自らの意思で契約を打ち切り、今オフに完全FA（フリーエージェント）となることも可能。このままレイカーズに残るのか、それとも他球団に移籍するのか。“キング”の一挙手一投足に注目が集まるなか、元NFL選手のシャノン・シャープは、共同ホストを務めるポッドキャスト番組『Nightcap』で「レブロンがレイカーズを去ることはない」と主張した。
  「彼はLAのすべてを愛している。サバンナ（レブロンの妻）もそう。レイカーズが、LAでの生活が、LAのすべてが大好きなんだと思う。一年中天気が良くて、オーバーコートを着る必要がない。一年を通じて上半身裸で過ごせるんだ。海もビーチもある。彼のビジネスもLAにある。彼がLAを嫌う理由は何ひとつとしてないよ。

　私が知る限り、シャック（シャキール・オニール）はここに来て、去った唯一の選手だ。カリーム（アブドゥル・ジャバー）は出ていかなかった。ウィルト（チェンバレン）も出ていかなかった。マジック（ジョンソン）も、コビー（ブライアント）も出ていかなかった。レイカーズに戻って、ルカ（ドンチッチ）と一緒にプレーするよ」

　やや強引な気もするが、LAの生活環境やレジェンドOBたちを引き合いに出し、レブロンがレイカーズから出ていく理由がないことを主張したシャープ。

　はたして今夏、“キング”はどのような決断を下すのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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