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NBA

「40歳の時、君はどこにいた?」レブロンの衰えを指摘するバークレーに元選手が反論「KDやカリーだったら分かるけど…」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.05.07

レイカーズはプレーオフ1回戦敗退に終わったが、レブロンは5試合で平均25.4点、9.0リバウンド、5.6アシスト、2.0スティール、1.8ブロックと奮戦した。(C)Getty Images

レイカーズはプレーオフ1回戦敗退に終わったが、レブロンは5試合で平均25.4点、9.0リバウンド、5.6アシスト、2.0スティール、1.8ブロックと奮戦した。(C)Getty Images

 レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズの)にとって22年目のシーズンは、プレーオフ1回戦敗退とあっけなく幕を閉じた。40歳という年齢もあり、衰えを指摘する声も少なくないが、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)はレジェンドの主張に反論している。

 2003年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたレブロンは、これまでクリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、レイカーズの3チームでプレー。今季はNBA史上最長タイの22年目のシーズンを過ごし、通算出場試合数は歴代2位の1562試合、リーグ1位の通算4万2184得点をはじめ、同4位の1万1584アシスト、同25位の1万1731リバウンド、リーグ優勝とシーズンMVP各4回、五輪金メダル3回など、輝かしい実績を誇る。

 今季もレギュラーシーズン70試合、平均34.9分に出場して、24.4点、7.8リバウンド、8.2アシストを残し、プレーオフの5試合でも平均40.7分で25.4点、9.0リバウンド、5.6アシスト、2.0スティール、1.8ブロックと攻守にわたって奮戦した。

 ミネソタ・ティンバーウルブズとのプレーオフ1回戦でシリーズ1勝4敗と敗れる前、殿堂入り選手のチャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズほか)は「もしレブロンとレイカーズがミネソタとのこのシリーズに負けたら、レブロンが歴代トップ5の選手だという話は聞きたくない」と指摘していた。

 ファーストラウンド敗退が現実のものとなった中で、アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で「チャールズ・バークレーが『このシリーズに負けたら、君はトップ5じゃない』と言ったのを聞いた。40歳の時、君はどこにいた? 現役ラストイヤーはどんなだった?」とバークレーに噛み付いた。
 
「ヒューストン(ロケッツ)で肥えていた時代、世間は君に対して文句を言っていた。そういう人たちは誰かを貶める方法を探しているんだ。君は40歳、38歳、36歳では、比較されるような男でもなかったし、意見を言えるような男でもなかった。もし君がKD(ケビン・デュラント/フェニックス・サンズ/36歳)やステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/37歳)だったら分かるけど、君たち年寄りのクソッタレどもは、あの年齢の時にこんな数字を残せていなかった」

 バークレーは現役ラストイヤーの1999-2000シーズンに37歳だったが、わずか20試合の出場で平均14.5点、10.5リバウンドとキャリア平均を下回る成績だった。さらに言えば、ロケッツでの最後の4年間(96~00)は全盛期の輝きはなかった。

 アリナスはマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)やダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)という長寿だった選手の名前を引き合いに出しつつ、レブロンのプレーは批判されるような内容ではないことを説いた。

 レブロンは今プレーオフ敗退後、引退までにあとどれくらいプレーするつもりなのか聞かれた際、「わからない。そのことについては答えられない。家族、妻とじっくり話し合うことだし、自分自身と向き合い、あとどれくらいプレーを続けていきたいのかを確かめる必要もある」と語っている。はたして、41歳となる来シーズンもプレーする姿を見ることができるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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