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NBA

“反ヨーロッパ出身選手”のアリナスが意見を鞍替え?アメリカvs海外議論で「欧州プレーヤーがいる方が試合をコントロールしやすい」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.05.26

現在のNBAはヨーロッパ出身選手が幅を利かせている。(C)Getty Images

現在のNBAはヨーロッパ出身選手が幅を利かせている。(C)Getty Images

 NBAは2024-25シーズンのMVPが現地時間5月21日(日本時間22日、日付は以下同)に発表され、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)がキャリア7年目で初の栄冠に輝いた。

 これでシーズンMVPは7年連続でアメリカ国外出身の選手が受賞する形となったが、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウイザーズほか)は、欧州出身選手のトレンドについて見解を述べている。

 レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)やケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)といった一時代を築いたスーパースターがキャリアの晩年を迎え、近年のNBAはヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/ギリシャ)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ/セルビア)、ルカ・ドンチッチ(レイカーズ/スロベニア)といった欧州出身の選手がリーグの顔となっている。
 
 今季の開幕ロスターには、43か国から計125人のインターナショナルプレーヤーが登録されたが、これは昨季と並んでリーグ史上最多タイの数字。ヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)やルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)を擁するフランスやヨキッチの母国であるセルビア、デニス・シュルーダー(デトロイト・ピストンズ)やフランツ・ヴァグナー(オーランド・マジック)のいるドイツなどがメイン勢力だ。

 今季のシーズンMVPにはカナダ出身のギルジャス・アレキサンダー(レギュラーシーズン平均32.7点、6.4アシスト)が輝き、7シーズン連続でアメリカ国外出身の選手が受賞した。アリナスがホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』では、“アメリカvs海外”とのテーマで議論を展開。アリナスは「ヨーロッパ出身選手を獲得すると、スイス製のアーミーナイフを手に入れたような気分になる。彼らはたくさんのことができる。だから、彼らを中心にチームを作るのは簡単なんだ」と主張した。
 
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