3月下旬にNBAのヨーロッパ進出構想が正式に発表されたのを受け、4月7日、NBAに次ぐ世界No.2のリーグと言われるユーロリーグが理事会を行ない、同リーグのライセンスをもつ球団の代表者たちがこの件について話し合いの場を持った。
その翌日に公開されたプレスリリースの中で、ユーロリーグは、新リーグ創設はヨーロッパのバスケットボール文化を脅かす危険のある“脅威”であるとして、次のように記している。
『理事会は、新しいヨーロッパリーグの創設に関して発表された提案について議論した。こうした動きは、ヨーロッパのバスケットボールの長年の伝統に対する脅威となるものであり、バスケットボール界の分裂と混乱を招く危険性がある』
理事会は『欧州のバスケットボールの継続的な成長に貢献することに、真に興味を寄せているあらゆる団体との対話に前向きである』という点も強調しつつ『ヨーロッパのスポーツの核となる価値観、伝統、ファン層を損ない、忠実なファンを置き去りにするような取り組みには、断固として反対する姿勢を今後も貫くものとする』と、NBA側の動きを牽制するような発言をしている。
この理事会の目的は、毎年参戦できる権利を持つAライセンス保有の13球団(このうち、CSKAモスクワは現在出場停止中のため欠席)の足並みが揃っているかを確認することにあった。
現在、ユーロリーグは世界的なマネジメント・イベント企画会社である『IMG』が親会社であり、彼らとのライセンス契約が来年夏に満期を迎えるため、このタイミングで離脱する球団が出ることでユーロリーグが弱体化することを母体は恐れているのだ。
NBAがヨーロッパ進出構想を発表した後、複数のメディアで“NBAヨーロッパ入りの候補”に挙げられたのは、トルコのフェネルバフチェとスペインのレアル・マドリード、バルセロナ、そしてトニー・パーカー(元サンアントニオ・スパーズほか)が会長を務めるフランスのアスヴェルだった。
このうち、フェネルバフチェはユーロリーグで今後も長期的に活動したい意思を表明している。ユーロリーグの冠スポンサーは、同国のナショナルフラッグのトルコ航空であるから、そのあたりも関係しているだろう。
その翌日に公開されたプレスリリースの中で、ユーロリーグは、新リーグ創設はヨーロッパのバスケットボール文化を脅かす危険のある“脅威”であるとして、次のように記している。
『理事会は、新しいヨーロッパリーグの創設に関して発表された提案について議論した。こうした動きは、ヨーロッパのバスケットボールの長年の伝統に対する脅威となるものであり、バスケットボール界の分裂と混乱を招く危険性がある』
理事会は『欧州のバスケットボールの継続的な成長に貢献することに、真に興味を寄せているあらゆる団体との対話に前向きである』という点も強調しつつ『ヨーロッパのスポーツの核となる価値観、伝統、ファン層を損ない、忠実なファンを置き去りにするような取り組みには、断固として反対する姿勢を今後も貫くものとする』と、NBA側の動きを牽制するような発言をしている。
この理事会の目的は、毎年参戦できる権利を持つAライセンス保有の13球団(このうち、CSKAモスクワは現在出場停止中のため欠席)の足並みが揃っているかを確認することにあった。
現在、ユーロリーグは世界的なマネジメント・イベント企画会社である『IMG』が親会社であり、彼らとのライセンス契約が来年夏に満期を迎えるため、このタイミングで離脱する球団が出ることでユーロリーグが弱体化することを母体は恐れているのだ。
NBAがヨーロッパ進出構想を発表した後、複数のメディアで“NBAヨーロッパ入りの候補”に挙げられたのは、トルコのフェネルバフチェとスペインのレアル・マドリード、バルセロナ、そしてトニー・パーカー(元サンアントニオ・スパーズほか)が会長を務めるフランスのアスヴェルだった。
このうち、フェネルバフチェはユーロリーグで今後も長期的に活動したい意思を表明している。ユーロリーグの冠スポンサーは、同国のナショナルフラッグのトルコ航空であるから、そのあたりも関係しているだろう。
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