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宇都宮ブレックスが3年ぶり3度目のBリーグ制覇!残り33秒に比江島慎が逆転弾、史上初“リーグ最高勝率”で頂点に<DUNKSHOOT>

萩原誠(ダンクシュート編集部)

2025.05.27

宇都宮が琉球との死闘を制し、3年ぶり3度目のBリーグ制覇。比江島が後半だけで17得点と躍動した。写真:B.LEAGUE

宇都宮が琉球との死闘を制し、3年ぶり3度目のBリーグ制覇。比江島が後半だけで17得点と躍動した。写真:B.LEAGUE

 5月27日、横浜アリーナにてBリーグの年間王者を決める「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」第3戦が行なわれ、宇都宮ブレックスが琉球ゴールデンキングスに73-71で勝利。2勝1敗でシリーズを制し、3年ぶり3度目の優勝を果たした。

 第1戦を宇都宮(81-68)、第2戦を琉球(87-75)が勝利して迎えた運命の第3戦。第1クォーターはキャプテン小野寺祥太の連続3ポイントなどでリードを奪った琉球が18-11と主導権を握る。キーポイントのリバウンドも13-7と宇都宮を圧倒した。

 第2クォーターは宇都宮が反撃するも、琉球が押し返す展開。前半終盤には松脇圭志の3ポイントや脇真大のセカンドチャンスポイントで最大12点差をつけ、40-28と琉球のリードで折り返しとなった。

 後半は追いかける宇都宮が怒涛の猛攻を披露。開始4分半でギャビン・エドワーズの7得点を含む10-3のランで5点差に迫ると、タイムアウトを挟んでグラント・ジェレットの連続得点で1点差に。しかし琉球も粘りを見せ、第3クォーター終了間際に脇のブザービーターレイアップが決まり、51-44と琉球の7点リードで最終第4クォーターへ。
 
 今季最後の10分間は互いの意地がぶつかり合う激闘に。残り6分を切って点差変わらず60-53。しかしここで琉球の守備の要、ジャック・クーリーがファウルアウトとなり、流れは宇都宮へ傾く。

 小川敦也の3ポイントと比江島慎の連続ゴール、ジェレットの3ポイントで残り2分43秒に1点差に接近。さらに2点差で迎えた残り1分15秒、DJ・ニュービルの3ポイントが決まってついに逆転。琉球もフリースローで一度はリードを奪い返すが、残り33.7秒、ニュービルのパスから比江島の3ポイントで再び逆転し、試合の主導権を奪い返した。

 3点差で迎えた残り0.6秒には竹内公輔が痛恨のファウルを犯し、琉球に3本のフリースローが与えられるも、ケヴェ・アルマが2本目をミス。最後はミスショットを拾った琉球ヴィック・ローのショットをジェレットが叩き落して激闘に終止符を打った。

 宇都宮は3年ぶり3度目のリーグ制覇。優勝回数でリーグ最多となったほか、Bリーグ発足9年目で初となるレギュラーシーズン最高勝率で栄冠を掴んだチームとなった。ニュービルが19得点、5アシスト、比江島が後半だけで17得点と2枚看板がチームを牽引。そのほかジェレットが15得点、5リバウンド、エドワーズが7得点、9リバウンド、アイザック・フォトゥが7得点、5リバウンドで優勝に華を添えた。

 惜しくも敗れた琉球はローが16得点、13リバウンド、アルマが15得点、4リバウンド、松脇が12得点、脇が8得点をマークするも、フィールドゴール成功率はチーム全体で38.3%と停滞(宇都宮は42.6%)。後半のスコアは31-45と失速し、天皇杯との2冠はならなかった。

構成●ダンクシュート編集部

Bリーグファイナル運命の第3戦。“最高勝率&年間王者”or“天皇杯との2冠”、史上初の偉業を成し遂げるのは!?<DUNKSHOOT>
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