カール・アンソニー・タウンズは今季ニューヨーク・ニックスへ移籍し、レギュラーシーズンは72試合の出場で平均24.4点、12.8リバウンド、3.1アシストで、チームをイースタン・カンファレンス３位の51勝31敗（勝率62.2％）に導いた。

　2015年のドラフト１位指名でミネソタ・ティンバーウルブズに入団したタウンズは、ルーキーイヤーから主力の一角を担い、在籍９年間で平均20点、10リバウンド以上を計５回マークし、オールスターには４回出場。22年には３ポイントコンテストで優勝するなど、アウトサイドシュートの上手いビッグマンとして地位を確立してきた。

　デビューからウルブズ一筋でプレーしてきた29歳は、今季開幕前にジュリアス・ランドルらとのトレードでニックスへ電撃加入。新天地ではジェイレン・ブランソンとのデュオが上手くハマり、２年連続でオールスターに出場、通算３回目のオールNBA３rdチームに選出された。

　一方、ポストシーズンでは全18試合に先発出場して平均21.4点、11.6リバウンドを記録したものの、計78個のファウル（平均4.3個）を犯し、インディアナ・ペイサーズとのカンファレンス決勝では守備で穴になる場面も少なくなかった。
  　元NBA選手のギルバート・アリナス（元ワシントン・ウィザーズほか）は、自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、タウンズに関して「彼はすべてのオフェンシブな選手のターゲットになる」と指摘した。

「彼の身体つきの問題だ。足が長く、胴が短く、足が太い。彼にできることは何もない。女々しいクソ野郎だ。女の子のような体格をしている。女性のヒップをしているし、WNBAの選手みたいだ。WNBAでプレーしていれば偉大だろう」

“暴言”とも言えるアリナスの言葉に、元NBA選手のラシャード・マキャンツ（元ミネソタ・ティンバーウルブズほか）ら共演者もさすがに苦笑。しかし、アリナスの酷評は止まらない。

「（タウンズは）ピック＆ロールのディフェンスができない。それができる身体じゃないんだ。アスレティックな選手ではないし、左右に動けない。ジャンプもできない。誰もマークできないんだ。フィジカルな動きができない。言ってしまえば間抜けなのさ。オフェンスのことを言っているんじゃない。ディフェンスに関してだ」

　アリナスの見解には、「KAT（タウンズ）はどうしてこんなにひどいことを言われているんだ？」「ギルバート・アリナスは何らかの理由で、現在のNBA選手の多くを嫌っている」など疑問の声が上がったのに対し、「彼は間違ってない」と同意するファンもいた。

　その中で、タウンズ自身はインスタグラムのストーリーで、ピンクと紫のネイルを塗ったアリナスの写真をシェアし、“女みたい”と揶揄したアリナスに反撃している。

　両者の確執は今後もしばらく続くかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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