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「雑にはならないように心がけました」吉田正尚、今季13試合目で待望の第1号アーチ! 83キロの超スローボールを弾丸ライナーで右翼席へ<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2025.07.31

2安打3打点でチームに貢献した吉田。これを機に一気に調子を上げるか。(写真)GETTY IMAGES

 待望の一発がついに出た。7月30日、敵地でのツインズ戦に7番・DHで出場した吉田正尚が9回に今季1号アーチを放った。

 レッドソックスが12対1と大量リードし、マウンドには野手のコディ・クレメンス。2球目、51.6マイル(約83キロ)のイーファスピッチ(超スローボール)を叩くと、打球は低い弾道で右翼スタンドに飛び込んだ。

 7月9日に右肩の故障から復帰してから13試合目に出た1号アーチについて本人は「ホームラン打ってなかったんで、開き直りじゃないですけど。雑にはならないように心掛けていきました」。

 5回には2死満塁から一二塁間を抜ける2点タイムリーも放っていた。当たりは決して良くなかったものの、チームのリードを5点に広げる貴重な一打となった。
 ただ、試合後の吉田に笑顔はなかった。

「うーん、まだ自分自身しっくりくる打席は少ない。もう少し詰めていきたいです」

 それでも、今季2度目のマルチヒットを記録し、復帰戦以来3週間ぶりに打点を挙げた。形はともかく、結果を残してチームの勝利に貢献できたことは間違いなく収穫と言っていい。

 チームはここ7試合で5勝2敗と好調を維持し、ワイルドカード2位を維持。シーズン終盤へ向け、吉田のバットにかかる期待は大きい。

構成●SLUGGER編集部

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