8月5日に開幕を迎える第107回全国高校野球選手権大会の組み合わせが話題になっている。
昨春のセンバツを制した健大高崎と昨夏の覇者・京都国際(12日第1試合)、今春センバツの覇者・横浜が敦賀気比(7日第1試合)と、初戦から好カードが多いからだ。
さらに大会4日目となる8日には、第1試合でセンバツ準優勝・智弁和歌山と同ベスト8の花巻東、第2試合で東洋大姫路と済美のカードが組まれており、この強豪4校のうち3校は3回戦に進めないことが確定。SNSなどでは「死のブロック」と形容される組み合わせに沸いている。
しかしなぜ、今年はこうも好カードの対戦が目立つのだろう。「仕組まれた組み合わせではないか」との声もあるが、もちろん実際はそのようなことはないだろう。
好カードが多く見られる理由、それは甲子園における勢力図に地域格差がなくなってきたからだ。
「十数年前だと、岩手というだけで対戦相手には喜ばれました」
そう語っていたのは花巻東の佐々木洋監督だ。確かに2000年代までは、岩手県勢は初戦敗退の常連だった。だが、今や花巻東を筆頭とする岩手県代表を軽視するチームなどいない。
同じように、かつては弱小だった北陸勢も、敦賀気比が2015年に平沼翔太(現西武)らを擁して15年センバツで初の全国制覇。この実績が勢力図を大きく変えた。
昨春のセンバツを制した健大高崎と昨夏の覇者・京都国際(12日第1試合)、今春センバツの覇者・横浜が敦賀気比(7日第1試合)と、初戦から好カードが多いからだ。
さらに大会4日目となる8日には、第1試合でセンバツ準優勝・智弁和歌山と同ベスト8の花巻東、第2試合で東洋大姫路と済美のカードが組まれており、この強豪4校のうち3校は3回戦に進めないことが確定。SNSなどでは「死のブロック」と形容される組み合わせに沸いている。
しかしなぜ、今年はこうも好カードの対戦が目立つのだろう。「仕組まれた組み合わせではないか」との声もあるが、もちろん実際はそのようなことはないだろう。
好カードが多く見られる理由、それは甲子園における勢力図に地域格差がなくなってきたからだ。
「十数年前だと、岩手というだけで対戦相手には喜ばれました」
そう語っていたのは花巻東の佐々木洋監督だ。確かに2000年代までは、岩手県勢は初戦敗退の常連だった。だが、今や花巻東を筆頭とする岩手県代表を軽視するチームなどいない。
同じように、かつては弱小だった北陸勢も、敦賀気比が2015年に平沼翔太(現西武)らを擁して15年センバツで初の全国制覇。この実績が勢力図を大きく変えた。