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やっぱりトップバッターが適任? 大谷翔平の1番固定を米記者が主張「オオタニは1番打者として、200打席以上出場したメジャーリーガーの中でトップ」

THE DIGEST編集部

2025.08.05

ベッツと打順を入れ替えて2番に入っていた大谷が、現地8月3日のレイズ戦でトップバッターに戻って2安打。(C)Getty Images

ベッツと打順を入れ替えて2番に入っていた大谷が、現地8月3日のレイズ戦でトップバッターに戻って2安打。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースが、打順に頭を悩ませている。これまで大谷翔平が1番、ムーキー・ベッツが2番に入るケースがほとんどだったが、現地7月20日のミルウォーキー・ブルワーズ戦から不振のベッツを慣れ親しんだトップバッターに起用。しかし、1番に入ってもベッツの成績が上がってこなかった。

 ベッツが1番に入ったのは、7月20~23日、7月27~8月2日の計10試合(7月31日は移動日)。この10試合で42打数8安打、打率.190、0本塁打、2打点、5四球と、打撃が復調したとは言い難い成績だった。一方、2番の大谷は同じ10試合で41打数10安打、打率.244、4本塁打、9打点、7四球。今シーズンの通算打率.274と比べてわずかに下がっているものの、結果は残している。ちなみに10試合のドジャースの勝敗は5勝5敗だった。

 このような状況のなか、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は現地8月3日のタンパベイ・レイズ戦で1番大谷、2番ベッツと打順を元に戻した。結果は3対0の勝利で、大谷は3打数2安打、2四球、2盗塁。ベッツは3打数無安打ながら、9回に犠飛を放っている。
 
『MLB.com』のソニア・チェン記者によると、試合後にロバーツ監督は「短期的に何がベストなのか、模索しいているところ」と元に戻した大谷とベッツの打順について説明。「この試合時点で、これがベストなラインアップだった」と語った。

 続けてチェン記者は、「大谷の1番打者としてのOPS.983は、200打席以上出場したメジャーリーガーの中でトップの成績だ。この1か月、不安定だった打撃陣において、大谷の活躍は必要不可欠」として大谷のトップバッター固定を主張している。

 一方のベッツに関しては、「ベッツの1番起用は、結局、物事が好転するには至らなかった。OPS.663はメジャーキャリア12年で最低の数字で、ドジャースの成績資格を持つ打者で、これより低い数字を出しているのはマイケル・コンフォート(.646)だけ」と、ベッツの不調に触れ、「苦戦が続くなら、ベッツのさらに打順を下げる可能性もある」というロバーツ監督のコメントを続けた。

 ドジャースは現地8月4日から本拠地ドジャー・スタジアムでセントルイス・カーディナルスと3連戦。はたして大谷とベッツはどの打順に入るのか。とりわけベッツのプレーに、多くの米メディアが注目している。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】3日のレイズ戦で「1番」大谷翔平が2安打

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