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MLB

エースに何が? 前半13試合で4被弾→後半3試合ですでに同数…千賀滉大の異変を米サイト指摘「前半戦は球宴出場が有力視されていたが...」

THE DIGEST編集部

2025.08.05

後半戦3試合の登板で早くも4本目の被弾。千賀の不調にメッツ専門メディアも懸念を示している。(C) Getty Images

後半戦3試合の登板で早くも4本目の被弾。千賀の不調にメッツ専門メディアも懸念を示している。(C) Getty Images

 ニューヨーク・メッツの千賀滉大は後半戦に入り、現在も白星を掴めずにいる。8月2日(日本時間3日)、本拠地でのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に先発も、4回を投げ被安打5、四死球4、4失点という内容で降板。こうした安定感を欠く投球はここ3登板で続いており、右大腿部の怪我から復帰後、期待通りの結果を残せていない。

 
 メジャー3年目の千賀は今季開幕以降、故障での欠場が続いた昨年の鬱憤を晴らすかのように高いパフォーマンスを発揮し、6月までに7勝をマーク。球宴選出も確実視されるほどの成績を残すも、7勝目を記録した6月12日のナショナルズ戦で右太ももを痛め負傷者リスト(IL)入りとなった。ちょうど1か月後となる7月11日のロイヤルズ戦で復帰を果たすと、4回無失点と好投。しかし、その後は打ち込まれるマウンドが続いている。 

 ここ3度の登板では、球威や制球に不安を残す結果となっており、メッツ地元メディア『METSMERIZED Online』からも、日本人右腕のピッチングに対する懸念の声が伝えられている。

 同メディアは3日、千賀の今季を振り返っており、「(前半は)アトランタで行なわれたオールスター出場が有力視されていた。しかし現在では、2024年のポストシーズンで見せた姿に近づいている」などと指摘。さらに、現在の不振を以下のように説明している。

「オールスター前最後のシリーズで4回無失点と好投して以来、センガは12イニングを投げて13被安打11失点。奪三振12に対して四球は11、そしてこの3試合で4本のホームランを浴びている。怪我をする前も制球には課題があったが、それでも最初の13先発で許したホームランはわずか4本だった」

 また、故障前までの好調時にみられた特徴として、「センガが序盤に抜群の数字を残せたのは、得点圏で打者を封じ込める力が際立っていたからだ」と主張しており、最近ではランナーを背負った場面での失点が増えていると論じている。

 その上で同メディアは、「メッツ投手陣は今季通してチームの明るい材料のひとつではあるが、最近は先発陣の多くがイニングを深く投げ切れずに苦しんでいる」と評しながら、「その中でセンガが復調できるかどうかは極めて重要な要素だ」と訴えている。

 後半戦、千賀は早い回での降板が続き、先発としての役割を満足に果たせていない状況だ。夏場で投手陣に負担がかかる中、一刻も早く、エースとしてのパフォーマンスを取り戻したい。

構成●THE DIGEST編集部
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