ニューヨーク・メッツの千賀滉大が、負傷者リストから復帰後の調整に苦戦している。現地６月12日（日本時間13日）のワシントン・ナショナルズ戦で右ハムストリングの肉離れを負い、翌13日に15日間の負傷者リスト入りした千賀は、７月11日に復帰を果たした。
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　同27日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦では５回を投げ、４安打５四球で３失点（自責点３）という内容だった。特に問題となっているのは与四球の多さで、千賀は米スポーツメディア『SNY』の取材に対し「準備万端で臨んだが、勝負にならない球が多すぎた。これを減らしていければ、自分のリズムを取り戻せると思う」と、課題を認識しつつも前向きな言葉を口にした。
  　一方、カルロス・メンドーザ監督は千賀の状態について楽観的な見方を示している。「復帰後初めて５イニングを投げた。今日はある程度まで引っ張るつもりだったが、その球数にも達したし、彼にとっては前進といえる良い一歩だったと思う」と述べ、千賀の回復に手応えを感じている様子だった。

　さらにメンドーザ監督は「彼は投げるたびにどんどん良くなるタイプの投手。心配はしていない。彼はそれだけの実力を持った投手だし、必ず立て直してくるよ。これは怪我からの復帰に伴う過程で、彼は確実に前進している」と期待を寄せた。

　千賀の復帰に向けた調整は続いており、メンドーザ監督の信頼の下で本来の投球を取り戻せるかが今後の焦点となるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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