MLB

野手陣に負傷者続出のドジャース、カーディナルスの28歳一塁手をウェーバーで獲得「フリーマンの代役を確保」と米報道「セントルイスのこの選択は少し意外だった」

THE DIGEST編集部

2025.08.05

ウェーバーでカーディナルスからドジャースに加入したベイカー。(C)Getty Images

 現地8月4日、ロサンゼルス・ドジャースがウェーバーでセントルイス・カーディナルスの一塁手ルーケン・ベイカーを獲得したと発表した。オプションで傘下3Aオクラホマシティ・コメッツに配属。代わりに27歳の右腕ジャック・リトルを40人枠から外すDFA(実質の戦力外)とした。

 28歳のベイカーは2018年のドラフト2巡目追補でカーディナルス入り。23年6月にメジャーデビューを果たした巨漢のスラッガーだ。今シーズンはカーディナルスで19試合に出場し、打率.235、OPS.689。傘下3Aメンフィス・レッドバーズでは62試合の出場で、打率.196、OPS.707の数字を残している。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』はベイカーの経歴や今シーズンの成績を記したうえで、「この移籍により、フレディ・フリーマンが欠場した場合の代役一塁手を確保。40人ロースターの層が厚くなった。ベイカーはメジャー通算73試合にしか出場していないが、ロサンゼルスで出場機会を得られる選手に成長したいと考えている」と伝えた。
 
 また移籍専門メディア『MLB Trade Rumors』もドジャースとカーディナルスのオペレーションに触れ、「セントルイスはベイカーを40人枠から外したと発表していなかったが、ウェーバーで放出しようとしていたようだ。カーディナルスがこの選択をしたのは少し意外だった。40人枠に4つの空きがあり、枠の問題に困っていたわけではない。それでも3Aで5年目を迎える一塁手の放出を決断した」と報じている。

「ベイカーは、そのパワーから数シーズンにわたってカーディナルスの有望選手トップ30以内にランクインしていた。マイナーリーグでのキャリアで136本塁打を記録しており、そのうち96本は3Aでのもの。3Aで1600打席以上の出場で、打率.249、出塁率.344、長打率.507の成績を残している」

 ドジャースの野手陣では、マックス・マンシーが負傷者リスト(IL)から復帰した一方、トミー・エドマンがIL入り。キム・ヘソン、キケ・ヘルナンデスも故障中と内野の選手層が薄くなっているため、さらなる離脱者に備えた格好だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】カーディナルス戦でフリーマンが右翼スタンドに本塁打!

【記事】DFA→独立リーグ→TJ手術→マイナーを経て古巣ドジャースに復帰「リリーフ陣に新たなレベルをもたらす」33歳右腕スチュワートに米記者期待
NEXT
PAGE
【動画】カーディナルス戦でフリーマンが右翼スタンドに本塁打!