それぞれ3度のサイ・ヤング賞と3000奪三振を記録し、そして200勝超えのレジェンド投手、クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)とマックス・シャーザー(トロント・ブルージェイズ)が現地8月8日、ドジャー・スタジアムで対戦した。
ドジャースの先発カーショウが先に失点。2回、ブルージェイズの4番ボー・ビシェットに二塁打を打たれ、1死三塁から6番アディソン・バーガーに適時打を許した。それでも緩急をつけた投球で3回から6回まで相手打線を完封。6回74球、被安打7、4奪三振、1四球、1失点と先発の役目を十分に果たした。
一方のシャーザーも好投した。初回に1番の大谷翔平、2番ムーキー・ベッツに連続安打を許すも、3番フレディ・フリーマンを空振り三振に、4番ウィル・スミスを左飛に抑え、6番テオスカー・ヘルナンデスから空振り三振を奪った。2回から4回まで無失点に抑えていたシャーザーは、しかし、5回にドジャース打線につかまった。
2死走者なしから大谷にエンタイトル二塁打を打たれると、続くベッツに投じた初球のスライダーを左翼スタンドに運ばれ、逆転2ランアーチを浴びてしまった。その後は立ち直り、スミスを中飛に抑え、6回もT・ヘルナンデスを右飛に打ち取り、7番マイケル・コンフォートと8番アンディ・パヘスを連続空振り三振に抑えている。
シャーザーは6回98球、被安打6、5奪三振、2失点で降板。試合はシャーザーからマウンドを引き継いだブルージェイズのブルペン陣が次々と得点を許し、ホームのドジャースが5対1で逆転勝利を飾った。37歳のカーショウが勝利投手に、41歳のシャーザーが負け投手となった。それでも互いに6回を投げ切った投手戦は、見応え十分だった。
米放送局『ESPN』は、「3000奪三振の偉人対決、ドジャースのカーショウがブルージェイズのシャーザーに勝利」と題した記事で、「37歳のカーショウは通算443試合目の先発登板で、41歳のシャーザーのそれは465試合目。6イニングをほぼ互角に投げ合った」と、試合を振り返った。
この日の勝利でカーショウは通算勝利数を218とし、シャーザーの通算勝利数に並んだ。同メディアによると、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「ふたりは素晴らしいライバル。この素晴らしい対決を、もう一度見られるかは分からない」と両者が先発した直接対決の希少性を強調。ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は、「この試合の先発メンバー表は、おそらくオフィスに保管することになるだろうね」と語った。
勝利投手となったカーショウは、「シャーツの投球は素晴らしかった。歳をとったようには見えなかったね。一緒に投げ合えて、競い合えた。楽しい経験だったよ」と称賛すれば、シャーザーも「彼は本当に素晴らしいキャリアを送ってきた。素晴らしいチームメイトでもあるし、フィールド内外で見せる働きには、心から敬意を払っている」と称えた。
2021年の後半戦にドジャースに所属したシャーザーは、試合後にドジャースベンチを訪れて、元同僚のカーショウと交流。互いのユニホームにサインを入れて贈り合い、満面の笑みで肩を組んで記念の2ショット写真に収まった。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】カーショウvsシャーザーのレジェンド対決、大谷翔平の44戦ぶり3安打、ベッツの24戦ぶり一発でドジャースが逆転勝利
【記事】CY賞投手シャーザーから貴重な逆転2ラン、ベッツに復調の兆し「過去3試合、いずれも長打を放っている」地元紙記者が強調
ドジャースの先発カーショウが先に失点。2回、ブルージェイズの4番ボー・ビシェットに二塁打を打たれ、1死三塁から6番アディソン・バーガーに適時打を許した。それでも緩急をつけた投球で3回から6回まで相手打線を完封。6回74球、被安打7、4奪三振、1四球、1失点と先発の役目を十分に果たした。
一方のシャーザーも好投した。初回に1番の大谷翔平、2番ムーキー・ベッツに連続安打を許すも、3番フレディ・フリーマンを空振り三振に、4番ウィル・スミスを左飛に抑え、6番テオスカー・ヘルナンデスから空振り三振を奪った。2回から4回まで無失点に抑えていたシャーザーは、しかし、5回にドジャース打線につかまった。
2死走者なしから大谷にエンタイトル二塁打を打たれると、続くベッツに投じた初球のスライダーを左翼スタンドに運ばれ、逆転2ランアーチを浴びてしまった。その後は立ち直り、スミスを中飛に抑え、6回もT・ヘルナンデスを右飛に打ち取り、7番マイケル・コンフォートと8番アンディ・パヘスを連続空振り三振に抑えている。
シャーザーは6回98球、被安打6、5奪三振、2失点で降板。試合はシャーザーからマウンドを引き継いだブルージェイズのブルペン陣が次々と得点を許し、ホームのドジャースが5対1で逆転勝利を飾った。37歳のカーショウが勝利投手に、41歳のシャーザーが負け投手となった。それでも互いに6回を投げ切った投手戦は、見応え十分だった。
米放送局『ESPN』は、「3000奪三振の偉人対決、ドジャースのカーショウがブルージェイズのシャーザーに勝利」と題した記事で、「37歳のカーショウは通算443試合目の先発登板で、41歳のシャーザーのそれは465試合目。6イニングをほぼ互角に投げ合った」と、試合を振り返った。
この日の勝利でカーショウは通算勝利数を218とし、シャーザーの通算勝利数に並んだ。同メディアによると、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「ふたりは素晴らしいライバル。この素晴らしい対決を、もう一度見られるかは分からない」と両者が先発した直接対決の希少性を強調。ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は、「この試合の先発メンバー表は、おそらくオフィスに保管することになるだろうね」と語った。
勝利投手となったカーショウは、「シャーツの投球は素晴らしかった。歳をとったようには見えなかったね。一緒に投げ合えて、競い合えた。楽しい経験だったよ」と称賛すれば、シャーザーも「彼は本当に素晴らしいキャリアを送ってきた。素晴らしいチームメイトでもあるし、フィールド内外で見せる働きには、心から敬意を払っている」と称えた。
2021年の後半戦にドジャースに所属したシャーザーは、試合後にドジャースベンチを訪れて、元同僚のカーショウと交流。互いのユニホームにサインを入れて贈り合い、満面の笑みで肩を組んで記念の2ショット写真に収まった。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】カーショウvsシャーザーのレジェンド対決、大谷翔平の44戦ぶり3安打、ベッツの24戦ぶり一発でドジャースが逆転勝利
【記事】CY賞投手シャーザーから貴重な逆転2ラン、ベッツに復調の兆し「過去3試合、いずれも長打を放っている」地元紙記者が強調