現地８月11日（日本時間12日）、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は敵地オラクル・パークで行なわれたサンフランシスコ・ジャイアンツとの３連戦初戦に先発登板した。６回84球を投げ、被安打４、奪三振６、与四球０、失点１（自責点１）と安定した投球を披露した。

　ダルビッシュは初回からテンポ良く投げ、ジャイアンツ打線を抑え込んだ。１対０とパドレスがリードして迎えた６回裏、２死走者なしの場面でジャイアンツ２番のラファエル・デバースに今季23号の同点ソロホームランを許したものの、失点はこの１点のみだった。
  　ダルビッシュの力投に応えるように、パドレス打線が７回表に躍動する。１点を追加して２対１とリードを奪うと、無死一塁の場面でカンザスシティ・ロイヤルズから移籍してきた９番フレディ・ファーミンが、貴重な４号２ランホームランを放ち、リードを４対１に広げた。この一発が決定打となり、パドレスは最終的に４対１で勝利した。

　これでダルビッシュは今季７試合目の先発登板で２勝目（3敗）を挙げ、防御率は5.61となっている。

　この力投に、ファンからは「今なお進化し続ける漢」「まだまだ健在」「すごい投手だよな」「見事な投球」「器用だなあ」といった称賛の声がSNS上に寄せられた。

　ナショナル・リーグ西地区で２位につけるパドレスは、67勝52敗で首位ロサンゼルス・ドジャースとのゲーム差を1.0に縮め、熾烈な地区優勝争いを繰り広げている。ダルビッシュの好投はチームにとって大きな起爆剤となるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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