大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）以外のツーウェイプレイヤーが誕生、成功しない理由について、元二刀流のマイケル・ロレンゼン投手（カンザスシティ・ロイヤルズ）は独自の見解を示した。
米スポーツ専門誌『Sports Illustrated』によると、2022年当時ロサンゼルス・エンジェルスで大谷とチームメイトだったロレンゼンは、二刀流としてMLBで活躍するには海外リーグの経験が不可欠と主張したのだ。
「ショウヘイは（MLB入りする前から）影響力があった。MLBではない、ハイレベルなリーグ（NPB）で二刀流ができると証明したからだ。それに、早い段階で移籍してきたから、（給与面で）誰よりも割安だった。『これが自分のやりたい役割だ』と、あらゆる決断を委ねられていたのも大きい」
同メディアによると、マイナーリーグで二刀流の選手はいたものの、「自分たちではコントロールできない理由で」投打どちらかに専念する必要があったという。そんな環境もあり、「MLB唯一のツーウェイプレイヤーが日本出身なのは必然だ」と結論付けている。
ロレンゼンもシンシナティ・レッズ所属時代の2019年、二刀流としてプレーしていたが、ナ・リーグにDH制が導入された2022年以降は打席に立っていない。
果たして、今後はどうなるか。大谷の活躍で二刀流にチャレンジする選手が増えても不思議はない。
構成●THE DIGEST編集部
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