米メディア『sports illustrated』は現地８月23日、「ドジャースがプレーオフで大谷翔平をリリーフとして起用する可能性　ロサンゼルスのヘッドコーチが語る」と題した記事を掲載した。

『sports illustrated』は、米スポーツ専門局『ESPN』の元記者であるダン・パトリック氏がホストを務める米ポッドキャスト番組『The Dan Patrick Show』に出演したドジャースのマーク・プライアー投手コーチのコメントを紹介。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平を抑え投手として起用する可能性や、同選手への信頼について口にしている。　
  　同メディアは記事の中で「リリーフ投手に転向させる構想は、シーズン序盤に却下された」と今季は先発投手としてプレーを続けていることを前提としたうえで、プライヤーコーチの“リリーフ大谷”に関するコメントを掲載。それによれば、あくまでも抑え投手として想定している様子であり、中継ぎでの起用プランは構想にないようだ。

「終盤で試合が続かないことを想定して、仮に大谷を起用することもあるだろう。でも中継ぎ投手は考えにくい。何が起こるかは分からないし、プレーオフはプレーオフだからどんな可能性も排除はしたくはないよ。でも、そういう（中継ぎの）可能性は低いと思う」

　さらに、プライヤーコーチが「決して予定通りに、あるいは筋書き通りにいくとは思っていない」と語るように、大谷の起用については、今後もさまざまな議論や可能性が考えられる。そうしたなかでも同コーチは、大谷の野球への取り組み方や向き合い方に信頼を寄せている。

「私が見ている限りでは、彼は投球を楽しんでいて情熱を持っている。結局のところ、それがどんな付加価値であれ、試合に勝つチャンスがあるのであれば、彼は理にかなった範囲で全力を尽くすはずだ。なぜなら、彼は試合に勝つことに本当にこだわっていると思うからね。彼は攻守両面でチームの勝利に貢献することに情熱を注いでいるんだ」

　大谷の野球へ真摯に向き合う姿は、コーチ陣にも一目置かれているようだ。ドジャースのワールドシリーズ連覇に向けて、秘策の“守護神・大谷”誕生はあるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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