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「裏切り者!」ド軍スコットがサンディエゴで受けた言葉に困惑「たった2カ月しか在籍してなかったのに...」

THE DIGEST編集部

2025.08.24

パドレスのファンからかけられた言葉を明かしたスコット。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのタナー・スコットは現地8月23日の敵地サンディエゴ・パドレス戦前に地元放送局『Sports Net LA』のインタビューに答えた。今季加入したドジャースでのシーズンを振り返ったほか、古巣パドレスとの初戦前日にサンディエゴのファンから「裏切り者!」と呼ばれたエピソードを明かした。

 スコットは昨季7月末にマイアミ・マーリンズからパドレスに移籍。28試合に登板して防御率2.73、4セーブ、3勝1敗を記録し、ポストシーズンでも計5試合で4回1/3イニングで無失点、7奪三振と好投した。

 昨季終了後にパドレスからFAとなり、今年1月に4年総額7200万ドル(約106億円=当時)でドジャースと契約。リリーフ左腕の地区ライバルへの移籍をサンディエゴのファンは歓迎しなかったという。

「昨夜ファンに『裏切り者!』と呼ばれた。どうしたら裏切り者になれるというんだ? ここ(サンディエゴ)にトレードされて、たった2カ月しか在籍してなかったのに」

「これが野球だよ。向こう側にいるのはみんなライバルなんだ。だから勝利だけを考えて、毎日チームを良い状況に導いてプレーオフに進出し、優勝しようと努力するだけだ」
 
 サンディエゴのファンから厳しい声を受けたスコット。だが今は、ロサンゼルスでの居場所を確立しているようだ。

「初日から居心地が良かった。みんな素晴らしかったんだ。ムーキー(・ベッツ)と会った時、『ファミリーにようこそ』って歓迎されたのがとても嬉しかった。(大谷翔平は)『やあ、調子どう?』って感じだった」

 ドジャースでは開幕から主にクローザーを任された。7月に左ひじの炎症で負傷者リスト(IL)入りして離脱した期間を「3日くらいだったら良かったが、結局1か月になってしまった」と回顧。ただその間にケガの療養だけでなく、身体のコンディションにも「じっくり取り組んだ」とコメントしており、ILからの復帰に自信をのぞかせている。

 スコットは今季、パドレス戦4試合に登板して2セーブ、2ホールド、1失点をマーク。昨季ポストシーズンで大谷らドジャース打線を苦しめた豪腕サウスポーが、今度はサンディエゴ打線を封じるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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