ロサンゼルス・ドジャースの一員として2024年ワールドシリーズの胴上げ投手になり、昨オフにボストン・レッドソックスに移籍したウォーカー・ビューラーが、現地8月31日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ。
昨オフに1年2105万ドル(約31億円)でレッドソックスと契約したビューラーは、新天地で23試合(先発は22試合)に登板して7勝7敗、防御率5.45。先発からリリーフに回された後、解雇処分を受けた。
そんなビューラーとフィリーズがマイナー契約。早速、フィリーズ専門メディア『That Ball's Outta Here』は、「フィリーズが、レッドソックスに放出されたワールドシリーズ王者と契約する賭けに出た」と伝えた。
「24年にワールドシリーズを制した投手との契約は、一見、魅力的に見える。しかし、レッドソックスで先発としてもリリーフとしても苦戦した点を踏まえると、フィリーズにとってはリスクのほうが大きい。31歳の右腕との契約は、大胆な決断と言わざるをえない」
さらに同メディアは、「24年にドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献した時の姿と、いまの姿は似ても似つかない。レッドソックスで7勝7敗、防御率5.45。カウント0-2や1-2と追い込んでから、なかなか打者を抑えられない場面が目立った。全盛期の時の姿とはまさに正反対だ」と、今シーズンの出来を低評価した。
続けて、「もしビューラーを再起させる人物がいるとすれば、ケイレブ・コーサム投手コーチだけだろう。あらゆる問題が浮上する10月に、苦戦中のビューラーが見違えた活躍を見せれば、ポストシーズンで鍵を握る投手になるかもしれない」と、投手コーチの存在に一縷の望みを託している。
また、米メディア『FanSided』は、「フィリーズのファンがビューラーの成績を不安に思うのは当然だ。レッドソックスのファンに聞けば、ワールドシリーズ出場を目指すチームにとって"最悪の契約だ"と答えるだろう」と、ビューラーのフィリーズ移籍を受け止めた。
「今シーズンのビューラーは調子が悪い。これは紛れもない事実だ。フィリーズが31歳の右腕をローテーションの主力と見ることはない。10月のポストシーズンのメンバーに入ったとしても、先発ではなくロングリリーフの役割に回るはず。あくまで目的達成の手段であって、何らかの解決策にはなりえない」
24年にドジャースで見せた投球と、25年のレッドソックスでの不調。大きな落差があるなか、同メディアは「より限定的な役割でなら、もす少し実力を発揮できるかもしれない」としながらも、「もし接戦の場面でビューラーの実力を試そうとするなら、やめておいた方がいい。残念な結果に終わることを覚悟しなければいけない」と、フィリーズでの復活に懐疑的なスタンスだった。
構成●THE DIGEST編集部
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昨オフに1年2105万ドル(約31億円)でレッドソックスと契約したビューラーは、新天地で23試合(先発は22試合)に登板して7勝7敗、防御率5.45。先発からリリーフに回された後、解雇処分を受けた。
そんなビューラーとフィリーズがマイナー契約。早速、フィリーズ専門メディア『That Ball's Outta Here』は、「フィリーズが、レッドソックスに放出されたワールドシリーズ王者と契約する賭けに出た」と伝えた。
「24年にワールドシリーズを制した投手との契約は、一見、魅力的に見える。しかし、レッドソックスで先発としてもリリーフとしても苦戦した点を踏まえると、フィリーズにとってはリスクのほうが大きい。31歳の右腕との契約は、大胆な決断と言わざるをえない」
さらに同メディアは、「24年にドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献した時の姿と、いまの姿は似ても似つかない。レッドソックスで7勝7敗、防御率5.45。カウント0-2や1-2と追い込んでから、なかなか打者を抑えられない場面が目立った。全盛期の時の姿とはまさに正反対だ」と、今シーズンの出来を低評価した。
続けて、「もしビューラーを再起させる人物がいるとすれば、ケイレブ・コーサム投手コーチだけだろう。あらゆる問題が浮上する10月に、苦戦中のビューラーが見違えた活躍を見せれば、ポストシーズンで鍵を握る投手になるかもしれない」と、投手コーチの存在に一縷の望みを託している。
また、米メディア『FanSided』は、「フィリーズのファンがビューラーの成績を不安に思うのは当然だ。レッドソックスのファンに聞けば、ワールドシリーズ出場を目指すチームにとって"最悪の契約だ"と答えるだろう」と、ビューラーのフィリーズ移籍を受け止めた。
「今シーズンのビューラーは調子が悪い。これは紛れもない事実だ。フィリーズが31歳の右腕をローテーションの主力と見ることはない。10月のポストシーズンのメンバーに入ったとしても、先発ではなくロングリリーフの役割に回るはず。あくまで目的達成の手段であって、何らかの解決策にはなりえない」
24年にドジャースで見せた投球と、25年のレッドソックスでの不調。大きな落差があるなか、同メディアは「より限定的な役割でなら、もす少し実力を発揮できるかもしれない」としながらも、「もし接戦の場面でビューラーの実力を試そうとするなら、やめておいた方がいい。残念な結果に終わることを覚悟しなければいけない」と、フィリーズでの復活に懐疑的なスタンスだった。
構成●THE DIGEST編集部
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