なかなか歯車が噛み合わない。

　現地時間９月３日（日本時間４日）、サンディエゴ・パドレスは、本拠地ペトコ・パークでボルティモア・オリオールズとのカード最終戦に臨み、５対７と惜敗。ア・リーグ東地区最下位の相手にスイープ負けを喫し、８月31日（同９月１日）のミネソタ・ツインズ戦から続く連敗は４に伸びた。直近７試合では１勝６敗と苦しい状況が続いている。

　この日は、先発左腕のネスター・コルテスが2.1回までに４本のホームランを浴び、６失点で降板。あとを受けたショーン・レイノルズもタイムリーヒットで１点を献上。ゲーム序盤で背負った７点のビハインドを最後まで跳ね返せなかった。
  　地元ラジオ局『97.3 The Fan』によれば、パドレスを率いるマイク・シルト監督は、試合後の取材で「結果に失望し、苛立ちを感じている。今日の試合だけじゃない。ここ最近ずっとだ」とモヤモヤした感情を吐露。一方で、「チームに対する信頼は揺らいでいない。この経験がチームをより強くしてくれるはずだ」と前向きな姿勢も見せた。

　さらに会見では投手陣の課題について言及。「増えてきた四球や死球をなくさなければならない」「内角への投球をもっと安定させなければならない」と改善点を挙げたうえで、試合時間の長さにも触れ、「イニングを効率的に終わらせられていない」「もっとリズムとペースを持ちながらプレーすべきだ。ここ10試合、まったく良いリズムに乗れていない」と分析していた。

　怪我人も相次ぎ、踏ん張りどころを迎えているパドレス。同地区首位のロサンゼルス・ドジャースも敗れたため、差は2.5ゲームのままだが、ここから反撃の機運を掴めるだろうか。今後の戦いに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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