現地９月２日、ドジャース傘下のオクラホマシティ・コメッツに所属する佐々木朗希が、4度目のリハビリ登板に臨んだ。

　初回、佐々木は制球を乱して２本塁打を浴びて４失点。メジャーへの復帰を目指す右腕にとって、この立ち上がりは決して理想的なものではなかった。しかし２回以降は修正し、最終的に5回を投げて被安打3、奪三振2、与四球2、失点4という内容でマウンドを降りた。
  　登板翌日、MLB公式サイト『MLB.com』のソニア・チェン記者は、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督のコメントを自身のXで伝えた。

「いま我々は優勝争いの真っただ中にいるから、求められる基準は高い。チームで投げるに値するには、彼自身に強い危機感が必要だし、本当に圧倒的な投球を見せなければならない」　　

　ロバーツ監督の言葉が示す通り、チームが激しい優勝争いを繰り広げる中で、佐々木に課せられるハードルは極めて高いようだ。今回の登板は光明と課題が交錯し、首脳陣が求める基準の高さを改めて痛感させる内容となった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】まさかの初回4失点… 佐々木朗希、悔しい立ち上がり