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地区最下位相手に悪夢のサヨナラ負け…4連敗招いた左腕スコットにLA記者辛辣「ドジャース史上最悪のリリーフ契約」「ひどいミートボールを投げ続けている」

THE DIGEST編集部

2025.09.06

9回のマウンドに上がったドジャースのスコット。結果は最悪な形になった。(C) Getty Images

9回のマウンドに上がったドジャースのスコット。結果は最悪な形になった。(C) Getty Images

 何度同じ光景を見たことか...

 現地9月5日、ロサンゼルス・ドジャースが敵地でのボルティモア・オリオールズ戦に1対2でサヨナラ負け。悪夢の4連敗となった。9回2死から守護神が劇的被弾を浴びる結末にLA記者から嘆きの声が上がっている。

 試合は1対1で迎えた9回裏、ドジャースは7番手に左腕のタナー・スコットが登板。2者連続空振り三振に斬り簡単に2アウトを奪ったが、8番のサミュエル・バサロに痛恨の右越えソロホームラン。5球目の直球が真ん中に入ってしまい、完璧に捉えられた。劇的な決着に球場は割れんばかりの大歓声に包まれるなか、スコットはうなだれてベンチに引き揚げた。

 ナ・リーグ東地区最下位のピッツバーグ・パイレーツにスイープされ、今度はア・リーグ東地区最下位のオリオールズにサヨナラ負け。ドジャース専門ポッドキャスト番組『The Incline: Dodgers Podcast』で司会を務めるケビン・クライン氏は試合後、自身のXに「タナー・スコットはドジャース史上最悪のリリーフ契約をもたらした」と背番号66をバッサリ。「彼はマカロニグリルで出されるものより、ひどいミートボールを投げ続けている」と吐き捨てた。

 米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は「ドジャースの悲惨なビジター遠征は続いている。パイレーツに3連敗した後、オリオールズにサヨナラ負けを喫した」と速報を打ち、ワールドシリーズ連覇を目指すチームの体たらくさを記事の中で厳しく言及した。
 
 昨オフにサンディエゴ・パドレスからFAとなったスコットは今年1月に4年総額7200万ドル(約106億円=当時)の大型契約でドジャース入り。開幕から主にクローザーを任されたが打ち込まれる場面が目立ち、7月に左肘の炎症で負傷者リスト入り。復帰後もピリっとせず、8月31日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では4対1でリードした8回に同点3ランを献上。7回10奪三振1失点と好投した山本由伸の12勝目を帳消しにし、本拠地ファンからブーイングを受けた。

 ダイヤモンドバックス戦後、米スポーツ専門局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者によれば、「スコットは過去2年のレギュラーシーズン146試合で計6本塁打しか与えていない。ところが、今年は50試合で9本塁打を許している」と報道。ゆえに、今夜の一発でスコットの今季の被本塁打は二桁に達した。

 三顧の礼で迎え入れた守護神左腕に失格のらく印が押された。

構成●THE DIGEST編集部

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