ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希にとって、メジャー復帰への道のりは極めて厳しいものとなっている。右肩の不調が回復し、8月よりマイナーで実戦マウンドでの投球を行なうも、首脳陣を納得させるだけの結果を残せていない。すでに4度のリハビリ登板を果している中で、低調なパフォーマンスに喘ぐその姿には、さまざまな反応が上がっている。
米メディア『Sports Illustrated』は、サンディエゴ・パドレスの記事を担当するJ.P.ホーンストラ記者による特集記事を9月4日に掲載。トピックには、「パドレスのロウキ・ササキ獲得失敗は思わぬ幸運、ドジャースにとっては悪夢に」と銘打たれている。昨オフでの佐々木の獲得競争を振り返りながら、「コイントスでパドレスは負けた。だが、そのことで彼らはより深刻な事態を避けられたのかもしれない」などと論じている。
ホーンストラ記者は、佐々木の今季の状況について、「ササキはロサンゼルスでの1年目の大半を、右肩インピンジメント症候群による負傷者リストで過ごしている。5月以降、メジャーの試合には登板していない」と綴りながら、リハビリ登板4度の成績にも言及。「14回を投げて11失点、防御率7.07、WHIP1.79、被打率.319と苦しんでいる」と評するとともに、「まだ23歳とはいえ、昨年NPBの千葉ロッテで18先発、10勝5敗、防御率2.35、111回で129奪三振を記録した投手とは別人のように見える」と見解を示す。
その上でホーンストラ記者は、「少なくとも現状を見る限り、パドレスが逃したものがそのままドジャースの利益になったわけではない」と主張。さらに、「ササキがロサンゼルスで期待を裏切っているだけでなく、ドジャースは有望株も失っていた」と明かしており、「ササキに資金を投じた影響で契約に至らなかった若手、テイロン・セラーノ(ミネソタ・ツインズ)とダレル・モレル(ピッツバーグ・パイレーツ)は、それぞれ新天地で存在感を示している」として、プロスペクトの動向も伝えている。
そして、佐々木がドジャース入りとなったものの、「1月に思われていたほど、パドレスにとっては悪い状況ではない」と記すなど、ホーンストラ記者は皮肉ともとれる一文も付け加えている。
若き右腕は今季中に再びメジャーのマウンドに登ることが出来るだろうか。あらゆる意味で、米球界全体の関心事となっている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】佐々木朗希、初回にまさかの4失点…
米メディア『Sports Illustrated』は、サンディエゴ・パドレスの記事を担当するJ.P.ホーンストラ記者による特集記事を9月4日に掲載。トピックには、「パドレスのロウキ・ササキ獲得失敗は思わぬ幸運、ドジャースにとっては悪夢に」と銘打たれている。昨オフでの佐々木の獲得競争を振り返りながら、「コイントスでパドレスは負けた。だが、そのことで彼らはより深刻な事態を避けられたのかもしれない」などと論じている。
ホーンストラ記者は、佐々木の今季の状況について、「ササキはロサンゼルスでの1年目の大半を、右肩インピンジメント症候群による負傷者リストで過ごしている。5月以降、メジャーの試合には登板していない」と綴りながら、リハビリ登板4度の成績にも言及。「14回を投げて11失点、防御率7.07、WHIP1.79、被打率.319と苦しんでいる」と評するとともに、「まだ23歳とはいえ、昨年NPBの千葉ロッテで18先発、10勝5敗、防御率2.35、111回で129奪三振を記録した投手とは別人のように見える」と見解を示す。
その上でホーンストラ記者は、「少なくとも現状を見る限り、パドレスが逃したものがそのままドジャースの利益になったわけではない」と主張。さらに、「ササキがロサンゼルスで期待を裏切っているだけでなく、ドジャースは有望株も失っていた」と明かしており、「ササキに資金を投じた影響で契約に至らなかった若手、テイロン・セラーノ(ミネソタ・ツインズ)とダレル・モレル(ピッツバーグ・パイレーツ)は、それぞれ新天地で存在感を示している」として、プロスペクトの動向も伝えている。
そして、佐々木がドジャース入りとなったものの、「1月に思われていたほど、パドレスにとっては悪い状況ではない」と記すなど、ホーンストラ記者は皮肉ともとれる一文も付け加えている。
若き右腕は今季中に再びメジャーのマウンドに登ることが出来るだろうか。あらゆる意味で、米球界全体の関心事となっている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】佐々木朗希、初回にまさかの4失点…