現地時間９月５日（日本時間６日）、サンディエゴ・パドレスは、敵地クアーズフィールドで行なわれたコロラド・ロッキーズとのカード初戦に臨み、０対３と完敗。これでチームの連敗が５に伸び、ナ・リーグ西地区の優勝争いで首位を走っているロサンゼルス・ドジャースとのゲーム差は、２のまま縮められなかった。
  　この日は、ロッキーズの先発左腕カイル・フリーランドに８回２安打無失点、10三振無四球と抑え込まれるなど打線が沈黙。パドレスの先発右腕ニック・ピベッタが６回２失点と好投を見せたが、“打者天国”と呼ばれるクアーズフィールドでまさかの完封負けを喫した。直近11試合で９敗目となかなか悪い流れが断ち切れない。

　試合後、パドレスを率いるマイク・シルト監督は、報道陣の取材に対応。地元ラジオ局『97.3 The Fan』によれば、その中で心境を問われた指揮官は、両先発の活躍を称えつつ、「らしくない」「正直なところ、カレンダーの日付に関係なく、受け入れがたい敗戦だ」と結果にフラストレーションをにじませている。

　さらに会見内では、「どの試合も重要だし、どの試合もプレーオフを戦うような気持ちだ」と強い意志を示したシルト監督。「もちろん、この時期はより重要度が増す。だから必ず立て直すつもりだ。必ず。クラブハウスの選手には、絶対的な信頼を置いている。言葉よりもはっきりと行動で示さなければならない」と力を込めた。

　この日は、ドジャースも敗れるなど、上位２球団の足踏みが続くナ・リーグ西地区。一方で３位サンフランシスコ・ジャイアンツは５連勝、直近12戦で11勝と勢いに乗っており、首位とのゲーム差も６まで縮まった。果たしてこの先は、どんな展開が待っているのか。激しさを増してきた彼らの戦いから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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