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大谷に2打席連続被弾&打球直撃... オリオールズ菅野智之が無念の途中降板も検査は陰性

THE DIGEST編集部

2025.09.08

打球が右足に直撃し、4回表に負傷降板となった菅野。(C) Getty Images

 現地9月7日(日本時間8日)、ボルティモア・オリオールズの菅野智之が本拠地でのドジャース戦に先発登板。大谷翔平に2打席連続の本塁打を献上するなど、3回0/3を67球、被安打7の4失点でチームは2対5で敗戦となり、今季8敗目を喫した。前回登板は4回までに7失点と炎上。名誉挽回の投球を披露したいところだったが、この日も厳しい結果となってしまった。

 菅野は初回、メジャーリーグの舞台では初対戦となった大谷翔平に外角高めのシンカーを完璧に捉えられ、先頭打者本塁打を許すと、3回にはまたしても大谷と続くムーキー・ベッツに2者連続本塁打を浴び、序盤から苦しい投球を強いられた。

 なんとか立て直しを図りたい4回表にはキム・ヘソンの打球速度95.8マイル(約157km/h)のピッチャー返しを右足に当て、そのまま無念の負傷交代となってしまった。試合後のレントゲン検査では異常は見られなかったものの、トニー・マンソリーノ暫定監督は「足の状態と体調を見ながら、今後のプランを慎重に決めていく」と述べ、数日間の経過観察が必要であることを明かした。

 今季35歳にしてメジャー初挑戦となった菅野は、ここまで先発ローテーションを守り、27試合に登板。143回2/3を投げて防御率4.57 、96奪三振、WHIP1.34という成績を残し、8月15日には節目の10勝目に到達した。しかし、その後の4試合では白星から遠ざかっており、精彩を欠く内容が続いている。今後厳しい状況の中でも持ち前の修正力を発揮し、安定感を取り戻してチームの勝利に再び貢献できるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】4回途中で無念の負傷降板 菅野智之 投球ダイジェスト
 
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