現地9月9日、ロサンゼルス・ドジャース傘下のオクラホマシティ・コメッツに所属する佐々木朗希が、サンフランシスコ・ジャイアンツ傘下のサクラメント・リバーキャッツ戦で5度目のリハビリ登板に臨んだ。結果は4回2/3、90球(うち52球がストライク)を投げ、22人の打者と対戦し、被安打3、奪三振8、与四球4、3失点(自責点3)という内容だった。
初回は圧巻の立ち上がりを見せた。先頭打者に対して初球98.8マイル(約159キロ)、2球目99.6マイル(約160キロ)、そして4球目には100.2マイル(約161キロ)を記録し、二ゴロに仕留めた。続く打者にも初球100.4マイル(約162キロ)を投げ込み、同じく二ゴロ。3人目の打者は99.4マイル(約160キロ)のファウルチップを奪い三振。この回だけで3度の100マイル超えをマークした。
2回も快投は続いた。先頭打者を3球三振に仕留めると、四球を挟みつつ次の打者を再び3球三振。さらに次打者も6球目のシンカーで空振りを奪った。この回も2度の100マイル超えをマークし、力で押し切った。
3回は先頭打者を見逃し三振に仕留めた後、初安打となる二塁打を許す。それでも直後の打者を3球三振に仕留める。2死から四球を与え一、二塁としたが、最後はニゴロで切り抜けて無失点とした。
4回は圧巻の三者凡退。2者連続三振に続き、最後はニゴロで締めた。ここまで、被安打1、与四球2、奪三振8、無失点というほぼ完璧な内容で、復調を印象づけた。
しかし5回、突如制球を乱す。先頭打者に四球を与えると、続く打者にレフト前ヒット、さらに4球連続ボールで再び四球を与え、無死満塁のピンチを背負った。そこから一ゴロの間に1点を失い、中堅への犠牲フライでさらに1点。2死三塁からは左越え二塁打で3点目を奪われ、最後は死球を与えたところで降板となった。
4回までの投球は圧倒的で、球威も奪三振能力も一級品であることを証明した。しかし、5回の乱調で試合を壊した姿は、まだ完全復活には道半ばにある現実を突きつけた。与四球の多さやイニング途中での失速は、リハビリ登板を続ける中で克服すべき最重要課題だ。
ロバーツ監督が語るように「2025年はロウキにとって学びの年」なのだろう。圧倒的な速球だけではメジャーの舞台で勝ち抜けない。安定した投球を続けることの難しさを、今回の登板は改めて突きつけた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】佐々木朗希、リハビリ登板で8奪三振を記録
初回は圧巻の立ち上がりを見せた。先頭打者に対して初球98.8マイル(約159キロ)、2球目99.6マイル(約160キロ)、そして4球目には100.2マイル(約161キロ)を記録し、二ゴロに仕留めた。続く打者にも初球100.4マイル(約162キロ)を投げ込み、同じく二ゴロ。3人目の打者は99.4マイル(約160キロ)のファウルチップを奪い三振。この回だけで3度の100マイル超えをマークした。
2回も快投は続いた。先頭打者を3球三振に仕留めると、四球を挟みつつ次の打者を再び3球三振。さらに次打者も6球目のシンカーで空振りを奪った。この回も2度の100マイル超えをマークし、力で押し切った。
3回は先頭打者を見逃し三振に仕留めた後、初安打となる二塁打を許す。それでも直後の打者を3球三振に仕留める。2死から四球を与え一、二塁としたが、最後はニゴロで切り抜けて無失点とした。
4回は圧巻の三者凡退。2者連続三振に続き、最後はニゴロで締めた。ここまで、被安打1、与四球2、奪三振8、無失点というほぼ完璧な内容で、復調を印象づけた。
しかし5回、突如制球を乱す。先頭打者に四球を与えると、続く打者にレフト前ヒット、さらに4球連続ボールで再び四球を与え、無死満塁のピンチを背負った。そこから一ゴロの間に1点を失い、中堅への犠牲フライでさらに1点。2死三塁からは左越え二塁打で3点目を奪われ、最後は死球を与えたところで降板となった。
4回までの投球は圧倒的で、球威も奪三振能力も一級品であることを証明した。しかし、5回の乱調で試合を壊した姿は、まだ完全復活には道半ばにある現実を突きつけた。与四球の多さやイニング途中での失速は、リハビリ登板を続ける中で克服すべき最重要課題だ。
ロバーツ監督が語るように「2025年はロウキにとって学びの年」なのだろう。圧倒的な速球だけではメジャーの舞台で勝ち抜けない。安定した投球を続けることの難しさを、今回の登板は改めて突きつけた。
構成●THE DIGEST編集部
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