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「勝つための策を取る」ロバーツ監督が大谷翔平をPSでリリーフ&クローザー起用を”検討”か LAメディア報道

THE DIGEST編集部

2025.09.10

今季二刀流に復帰した大谷。球威が戻ってきた。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、大谷翔平を10月のポストシーズン(PS)でリリーフ、あるいはクローザーとして起用する可能性を示唆した。現地9月9日、地元メディア『Dodgers Nation』が報じている。

 同メディアによると、ロバーツ監督は大谷をPSでリリーフ、クローザーとして起用するか考えがあるのか問われると、「今すぐにその質問には答えられない」と明言は避けたものの、「我々は勝つために最も可能性の高い策を取る。そしてショウヘイはどんな起用法にも前向きだ。ただし、現時点ではまだ決定していない」と、とどめた。
 
 先月にはマーク・プライアー投手コーチが米ポッドキャスト番組内で、大谷をブルペンで起用する案について「議論されている」と明かしている。こうした動きは、大谷が今季36イニングで1勝1敗、防御率3.75、49奪三振、与四球8と二刀流復帰シーズンとして安定した投球を披露していることと無関係ではない。

 ただし現在のルール上、打者として出場しながら途中からリリーフ登板し、その後に再び打席に立つことはできない。『Dodgers Nation』によれば、大谷の打撃はチームに不可欠であるため、もしリリーフ起用されるとすれば、打順がもう回らない場面か、勝負を決めるクローザーとしての限定起用が現実的と見られている。

 チーム事情とルール上の制約にどう折り合いをつけるのか。短期決戦のプレーオフを勝ち抜くために、ロバーツ監督が大谷の起用法をあらゆる角度から検討していることが窺える。

構成●THE DIGEST編集部

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