ストーブリーグに向けて、早くもNPBをはじめとするアジアの有力選手が注目を集めている。米メディア『Yardbarker』は現地９月14日、今オフにメジャー挑戦の可能性が高い大物プレーヤーを扱う特集記事を配信。投手、野手の計５選手をピックアップした。

　NPBからは巨人の岡本和真、ヤクルトの村上宗隆の名前が挙がった。岡本については故障離脱に触れながらも、「復帰後は230打席で打率.312、出塁率.387、長打率.559、11本塁打、そして三振率がキャリアで最も低く、好調を維持している」と説明した。

　村上のくだりでは、「WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）でも活躍したスターで、複数の球団から関心が寄せられるのは必至」とし、岡本と動揺に打撃力を高評価。さらに「近年、メジャーに渡った日本人打者の中でも最高級の逸材」などと指摘した。

　投手で名前が挙がったのが、西武の今井達也と高橋光成だ。西武の両投手に対して、「今井は27歳、高橋も28歳と若く、MLB球団にとって大きな魅力」と年齢面をフォーカス。両右腕の特徴にも言及し、「今井は150キロ台後半に達するボールを複数持ち、日本人投手としては珍しいパワーピッチャー」と分析。現在、リーグ２位の防御率1.67のスタッツなどにも触れながら、「NPB屈指の投手へと成長した」と綴っている。
  　高橋については、「三振こそ多くないが制球力に優れ、今季130イニングで防御率3.05、与四球36と安定感がある」とパフォーマンスを称賛。８月にはメジャー８球団の関係者が視察に訪れたと紹介した。

　さらに今回のトピックではもうひとり、韓国キウム・ヒーローズの強打者、ソン・ソンムンもメジャー移籍濃厚と予測している。間もなく訪れるオフシーズン、今年もMLBの舞台を目指し、何人のプレーヤーが海を渡るのか。アジアのスター選手たちの決断に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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