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地区V明けドジャース辛勝、大谷翔平はノーヒットでシュワーバーとHR2本差のまま残り2試合 佐々木朗希は1イニング2K無失点

THE DIGEST編集部

2025.09.27

大谷は3打数無安打。快音は出なかった。(C) Getty Images

 現地9月26日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でのシアトル・マリナーズ戦に3対2で逆転勝ちした。1番・指名打者で先発出場した大谷翔平は3打数ノーヒットで快音はなし。56本塁打でリーグトップを走るカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)とは2本差のまま。残り2試合で逆転キングを狙う。

 前日のデーゲームで4年連続地区優勝を決めたドジャースはムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、マックス・マンシーら数人の主力を休ませたが、タイトルがかかる大谷だけはスタメンに名を連ねた。

 初回は空振り三振、第2打席は四球を選び、これで30試合連続出塁。このあと初球から果敢にスチールして成功。10試合ぶりとなる今季20個目の盗塁を成功したが、得点にはつながらなかった。

 1点リードした5回の第3打席はカウント2-2からインコースのシンカーに詰まり気味の中飛。7回、1死走者なしでの第4打席は初球を積極的に振っていったが再び中飛に倒れた。

 試合はマリナーズに先制点を許したが、3回に無死一塁からキケ・ヘルナンデスの10号2ランでドジャースが逆転。6回には2死一、二塁からダルトン・ラッシングの右適時打で3対1と加点した。
 
 ブルペンデーを採用したドジャースは初回の失点以外は無失点リレー。7回には5番手として佐々木朗希がメジャー2度目の救援としてマウンドに上がった。先頭を三ゴロ、続くコール・ヤングを160キロの直球で空振り三振を奪った。

 ところが2死から1番ランディ・アロザレーナに長打を打たれ、ア・リーグトップの60本塁打を放つ強打者カル・ローリーを迎える。踏ん張りどころの佐々木は強気に全球スプリット勝負。MVP候補から豪快にバットを振らせ、三球三振で仕留めた。

 8回に1点を失ったドジャースは9回にタナー・スコットが登板。左腕は2死から二塁打と2つの四死球などで満員の大ピンチを招いたが、最後はスライダーで空振り三振を奪いなんとか逃げ切った。

構成●THE DIGEST編集部

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