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佐々木朗希の“PS救援起用”にLA記者太鼓判「かなり強力な武器」 1イニング2K無失点、リーグ60発ローリーを三球三振

THE DIGEST編集部

2025.09.27

佐々木は1イニングを2K無失点に抑えた。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が現地9月26日、敵地でのシアトル・マリナーズ戦に2点リードの7回に5番手として登板。1安打無失点、2奪三振と結果を出した。ポストシーズンでのロースター入りに向け、大きく前進した。

 中1日で救援登板した佐々木は先頭打者を2球で追い込み、スプリットで三ゴロに打ち取った。続くコール・ヤングは99.7マイル(約160.5キロ)の直球で空振り三振。2死から1番のランディ・アロザレーナに左中間フェンス直撃の二塁打でランナーを許す。ピンチを招いたが、60発でア・リーグ本塁打王を独走するカル・ローリーにはすべてスプリット勝負。三球三振に仕留め、ゼロで切り抜けた。

 試合はブルペンデーだったドジャースが3対2で勝ち、佐々木は中継ぎ投手として大きな及第点を残した。
 
 佐々木の投球内容はLA記者からも唸り声が上がっている。専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は「ロウキ・ササキがリリーフでまたも無失点イニングを締めた。彼は12球で2奪三振と4つの空振りを奪った。(マリナーズの)カル・ラリーを見苦しいスイングで仕留めた。彼はまた、100.1マイル(約161キロ)を記録した」と試合中にレポート。「ドジャースのブルペンは10月に向けて、かなり強力な武器を手に入れた」と付け加えるほど、佐々木の救援起用に太鼓判を押した。

 今季は開幕から先発としてスタートしたが、右肩インピンジメント症候群での負傷者リスト入りを経て、救援で新境地を見出した。ブルペン事情が苦しいチームにとって、令和の怪物が勝負のポストシーズンで「秘密兵器」となる可能性が浮上した。

構成●THE DIGEST編集部

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