現地10月1日、MLBプレーオフはワイルドカード・シリーズ第2戦を迎えた。カブス対パドレスのカードでは、3対0でパドレスが勝利。決着は最終戦へと持ち越された。
鈴木誠也の同点弾もあって第1戦に勝利したカブスは、オープナーでアンドリュー・キットレリッジが先発マウンドへ。前日も4番手で登板したベテラン右腕を、パドレス打線は初回から攻め立てる。リードオフのフェルナンド・タティースJr.は3球連続で投じられたスライダーを捉えてセンター前ヒット。2番ルイス・アライズもボールになるスライダーを叩いて続き、無死一、二塁のチャンスを作ると、ダブルスチールでそれぞれ進塁。その後、ジャクソン・メリルの犠牲フライでまずは1点を先行する。
一方、パドレスはディラン・シースが先発登板。レギュラーシーズンに続いてコントロールはやや不安定だったが、4シーム主体の力押しでカブス打線を抑える。また、カブスも2回からは今永昇太を第2先発に立て、序盤は緊迫した投げ合いが続く。
だが4回裏、シースはイアン・ハップとカイル・タッカーを2者連続三振に抑えるものの、好調・鈴木に対してはスライダーが真ん中に入ってツーベースを打たれてしまう。この時点ですでに69球を投げていたこともあってか、パドレスのマイク・シルトはここで継投にスウィッチ。前日に続いて2番手を務めたエイドリアン・モレホンが後続を断ってまずは反撃を封じる。
さらにその後の5回、タティースJr.を二塁に置いてマニー・マチャドが初球真ん中に浮いてきたスプリッターを捉え、シリーズ初安打となる2ランホームランをレフトスタンドへ叩き込む。約123メートルの特大の一発で、パドレスがさらに突き放した。
今永はこのイニング限りで降板となり、6回からカブスは小刻みな継投と好守でこれ以上の失点を阻止にかかる。一方、パドレスはモレホンが異例の3イニングまたぎ。先頭打者ニコ・ホーナーの打球が足に当たっても意に介さず3人で抑え、見事8人の打者をパーフェクトに抑えてみせた。
さらに7回からは夏のトレードで加入した剛腕メイソン・ミラーが、またまた2日連続登板。鈴木を102.7マイル、カーソン・ケリーを104.5マイル、クロウ=アームストロングを高めギリギリを通るスライダーで3者連続三振。。前日と同じ3人をまったく同じ結果に仕留める、まさに圧巻のピッチングだった。
さらにミラーは8回もマウンドに上がり、連続三振を5まで伸ばすものの、マイケル・ブッシュに死球を与えたところで降板。ここで守護神のロベルト・スアレスが登板する。まずはニコ・ホーナーをライトライナーに抑えたスアレスは、もちろん9回も続投する。
カブス打線は1死からタッカーがライトへのシングルヒットで出塁し、ここで鈴木を打席に迎えるが、スアレスは100マイル超のシンカーを立て続けに投じて追い込む。ここからは鈴木も粘るが、最後はショートへの併殺打に倒れてゲームセット。リリーフ3人が全員回またぎという、パドレスの異例のマネジメントが見事的中する結果となった。
構成●SLUGGER編集部
【動画】平均100マイル超!剛腕ミラーに絶好調の鈴木も歯が立たず……
鈴木誠也の同点弾もあって第1戦に勝利したカブスは、オープナーでアンドリュー・キットレリッジが先発マウンドへ。前日も4番手で登板したベテラン右腕を、パドレス打線は初回から攻め立てる。リードオフのフェルナンド・タティースJr.は3球連続で投じられたスライダーを捉えてセンター前ヒット。2番ルイス・アライズもボールになるスライダーを叩いて続き、無死一、二塁のチャンスを作ると、ダブルスチールでそれぞれ進塁。その後、ジャクソン・メリルの犠牲フライでまずは1点を先行する。
一方、パドレスはディラン・シースが先発登板。レギュラーシーズンに続いてコントロールはやや不安定だったが、4シーム主体の力押しでカブス打線を抑える。また、カブスも2回からは今永昇太を第2先発に立て、序盤は緊迫した投げ合いが続く。
だが4回裏、シースはイアン・ハップとカイル・タッカーを2者連続三振に抑えるものの、好調・鈴木に対してはスライダーが真ん中に入ってツーベースを打たれてしまう。この時点ですでに69球を投げていたこともあってか、パドレスのマイク・シルトはここで継投にスウィッチ。前日に続いて2番手を務めたエイドリアン・モレホンが後続を断ってまずは反撃を封じる。
さらにその後の5回、タティースJr.を二塁に置いてマニー・マチャドが初球真ん中に浮いてきたスプリッターを捉え、シリーズ初安打となる2ランホームランをレフトスタンドへ叩き込む。約123メートルの特大の一発で、パドレスがさらに突き放した。
今永はこのイニング限りで降板となり、6回からカブスは小刻みな継投と好守でこれ以上の失点を阻止にかかる。一方、パドレスはモレホンが異例の3イニングまたぎ。先頭打者ニコ・ホーナーの打球が足に当たっても意に介さず3人で抑え、見事8人の打者をパーフェクトに抑えてみせた。
さらに7回からは夏のトレードで加入した剛腕メイソン・ミラーが、またまた2日連続登板。鈴木を102.7マイル、カーソン・ケリーを104.5マイル、クロウ=アームストロングを高めギリギリを通るスライダーで3者連続三振。。前日と同じ3人をまったく同じ結果に仕留める、まさに圧巻のピッチングだった。
さらにミラーは8回もマウンドに上がり、連続三振を5まで伸ばすものの、マイケル・ブッシュに死球を与えたところで降板。ここで守護神のロベルト・スアレスが登板する。まずはニコ・ホーナーをライトライナーに抑えたスアレスは、もちろん9回も続投する。
カブス打線は1死からタッカーがライトへのシングルヒットで出塁し、ここで鈴木を打席に迎えるが、スアレスは100マイル超のシンカーを立て続けに投じて追い込む。ここからは鈴木も粘るが、最後はショートへの併殺打に倒れてゲームセット。リリーフ3人が全員回またぎという、パドレスの異例のマネジメントが見事的中する結果となった。
構成●SLUGGER編集部
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