現地10月4日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)がナ・リーグ地区シリーズ第1戦に先発登板。6回を投げ3安打2四死球3失点、9奪三振の熱投でポストシーズン初勝利を飾った。敵地が真っ赤に染まる完全アウェーの異様な雰囲気のなか、背番号17が安定した投球を見せた。
メジャー8年目で大舞台に初登板した大谷。立ち上がりはリーグ首位打者のトレイ・ターナーをスイーパーで空振り三振。続く本塁打・打点の2冠王カイル・シュワーバーを右飛に抑え、MVPを2度受賞しているプライス・ハーバーにはスライダーで投ゴロに打ち取り、テンポ良く三者凡退でスタートした。
しかし2回、先頭打者に四球を与えると、続くブランドン・マーシュにはカウント2-2から100マイル(約160.9キロ)の直球を中前に弾き返され無死一、二塁のピンチを招く。すると、6番J.T.リアルミュートにも直球を右中間に打たれ、これが先制の2点適時三塁打。そのあと一死三塁にかわり8番ハリソン・ベーダ―に左犠飛を許し3点目を失う。
それでも大谷は3回を連続三振などに斬って取り三者凡退。4回もマーシュをカーブで見逃し三振に仕留めるなどゼロを重ねる。
5回は1死から死球と安打で得点圏にランナーを背負うも、ターナーを遊直。2番シュワーバーをフルカウントから128キロの緩いカーブでバットを振らせ三振。窮地をしのぐと、渾身のガッツポーズを見せた。
6回表に味方打線が2点を挙げ1点差にしてもらうと、その裏のマウンドを続投。3番からの好打順だったが、ハーパーをカーブで空振り三振。2死とし、最後はマーシュを再びカーブで仕留める圧巻の奪三振ショー。89球を投げ抜き、クオリティ・スタート(QS)を達成する力投でマウンドを降りた。
強力フィリーズ打線を3点以内に抑えた好投に米記者からは称賛の声が上がっている。
米カリフォルニア州の地元ラジオ局『ESPN Los Angeles』のブレイク・ハリス記者は9奪三振のうち空振りが「23」だと強調。「打撃では苦戦(4打数4三振)したものの、オオタニが今なお世界最高の投手のひとりである理由を改めて証明した」と激賞。専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は「ドジャースの二刀流スターは最速101.4マイル(約163.1キロ)を記録し、5球が100マイル(約161キロ)以上をマークした」と報告。復帰シーズンとは思えない凄まじい球威に震えた。
大谷の力投が報われたのは7回だった。2死一、二塁の好機で3番テオスカー・ヘルナンデスが値千金の逆転3ランを放ちドジャースがついに勝ち越し。その裏からは先発の一角であるタイラー・グラスノーを投入させる執念の継投でリードを守り、9回は佐々木朗希が登板。新・大魔神がメジャー初セーブを挙げ、ドジャースがシリーズ初戦を逆転勝ちする最高のスタートを切った。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】MVP2度の強打者も“お手上げ”の苦笑い…大谷翔平の奪三振ショー
【記事】ドジャースがNLDS先発ローテを発表! 大谷翔平、スネル、山本由伸ら“最強三本柱”でフィリーズ討伐へ グラスノーは初戦からリリーフ起用も
メジャー8年目で大舞台に初登板した大谷。立ち上がりはリーグ首位打者のトレイ・ターナーをスイーパーで空振り三振。続く本塁打・打点の2冠王カイル・シュワーバーを右飛に抑え、MVPを2度受賞しているプライス・ハーバーにはスライダーで投ゴロに打ち取り、テンポ良く三者凡退でスタートした。
しかし2回、先頭打者に四球を与えると、続くブランドン・マーシュにはカウント2-2から100マイル(約160.9キロ)の直球を中前に弾き返され無死一、二塁のピンチを招く。すると、6番J.T.リアルミュートにも直球を右中間に打たれ、これが先制の2点適時三塁打。そのあと一死三塁にかわり8番ハリソン・ベーダ―に左犠飛を許し3点目を失う。
それでも大谷は3回を連続三振などに斬って取り三者凡退。4回もマーシュをカーブで見逃し三振に仕留めるなどゼロを重ねる。
5回は1死から死球と安打で得点圏にランナーを背負うも、ターナーを遊直。2番シュワーバーをフルカウントから128キロの緩いカーブでバットを振らせ三振。窮地をしのぐと、渾身のガッツポーズを見せた。
6回表に味方打線が2点を挙げ1点差にしてもらうと、その裏のマウンドを続投。3番からの好打順だったが、ハーパーをカーブで空振り三振。2死とし、最後はマーシュを再びカーブで仕留める圧巻の奪三振ショー。89球を投げ抜き、クオリティ・スタート(QS)を達成する力投でマウンドを降りた。
強力フィリーズ打線を3点以内に抑えた好投に米記者からは称賛の声が上がっている。
米カリフォルニア州の地元ラジオ局『ESPN Los Angeles』のブレイク・ハリス記者は9奪三振のうち空振りが「23」だと強調。「打撃では苦戦(4打数4三振)したものの、オオタニが今なお世界最高の投手のひとりである理由を改めて証明した」と激賞。専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は「ドジャースの二刀流スターは最速101.4マイル(約163.1キロ)を記録し、5球が100マイル(約161キロ)以上をマークした」と報告。復帰シーズンとは思えない凄まじい球威に震えた。
大谷の力投が報われたのは7回だった。2死一、二塁の好機で3番テオスカー・ヘルナンデスが値千金の逆転3ランを放ちドジャースがついに勝ち越し。その裏からは先発の一角であるタイラー・グラスノーを投入させる執念の継投でリードを守り、9回は佐々木朗希が登板。新・大魔神がメジャー初セーブを挙げ、ドジャースがシリーズ初戦を逆転勝ちする最高のスタートを切った。
構成●THE DIGEST編集部
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