ビッグ3を完全に制圧した。
現地10月4日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が敵地で行なわれたフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第1戦に先発登板。6回を投げ3安打2四死球、9奪三振の好投でポストシーズン初勝利を挙げた。強力フィリーズ打線を3失点に抑える粘投でチームの逆転勝利を呼び込んだ。
立ち上がりは三者凡退で好スタート。しかし2回に四球とヒットで無死一、二塁のピンチを招くと、6番J.T.リアルミュートに161キロの直球を右中間に痛打され、先制の2点適時三塁打。そのあと一死三塁にかわり8番ハリソン・ベーダ―に左犠飛を許し3点目を献上。完全アウェーの敵地は異様な雰囲気でより一層盛り上がった。
だが3回以降は100マイル超えの直球とスイーパー、さらに緩いカーブを効果的に使いながら三振の山を築く。5回は1死から死球と安打で得点圏にランナーを背負うと、ギアを上げてトレイ・ターナーを遊直で打ち取る。続くカイル・シュワーバーをフルカウントから128キロの緩いカーブで空振り三振に斬って取り、渾身のガッツポーズを見せる。
6回に味方打線が2点を反撃して1点差に迫ると、その裏のマウンドを続投。先頭は強打者ブライス・ハーパーからだったが、直球とスプリットでカウント2-2と追い込むと、最後はブレーキのきいたカーブで空振り三振。2度のMVPプレーヤーもお手上げと言わんばかりに苦笑いを浮かべた。次打者を右飛、最後はブランドン・マーシュを再びカーブで仕留める圧巻のピッチング。89球を投げ抜き、クオリティ・スタート(QS)を達成する力投でマウンドを降りた。
大谷の力投は軒並み米メディアから激賞が届いている。なかでも、専門メディア『Dodger Insider』は右腕の投球内容を列挙したうえで、ある衝撃的な事実をこう記した。
「ショウヘイ・オオタニは、23人の打者相手に被安打は3。最後の17人の打者のうち15人を打ち取った。しかも、フィリーズのビッグ3(ターナー、シュワーバー、ハーパー)は、彼に対して9打数0安打5奪三振だ」
まさにチームに勢いを付けた魂の89球。大谷の後を受けた7回からは先発ローテの一角であるタイラー・グラスノーがリリーフ登板。1回2/3を1安打無失点。アレックス・ベシアをはさみ、9回は佐々木朗希がクローザーとして締めくくり、メジャー初セーブをマーク。豪華な継投でドジャースが大事なシリーズ初戦を逆転勝ちした。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷翔平がフィリーズ打線「ビッグ3」をきりきり舞い、"お手上げ"の苦笑い浮かべた実際のシーン
【記事】ドジャースがNLDS先発ローテを発表! 大谷翔平、スネル、山本由伸ら"最強三本柱"でフィリーズ討伐へ グラスノーは初戦からリリーフ起用も
現地10月4日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が敵地で行なわれたフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第1戦に先発登板。6回を投げ3安打2四死球、9奪三振の好投でポストシーズン初勝利を挙げた。強力フィリーズ打線を3失点に抑える粘投でチームの逆転勝利を呼び込んだ。
立ち上がりは三者凡退で好スタート。しかし2回に四球とヒットで無死一、二塁のピンチを招くと、6番J.T.リアルミュートに161キロの直球を右中間に痛打され、先制の2点適時三塁打。そのあと一死三塁にかわり8番ハリソン・ベーダ―に左犠飛を許し3点目を献上。完全アウェーの敵地は異様な雰囲気でより一層盛り上がった。
だが3回以降は100マイル超えの直球とスイーパー、さらに緩いカーブを効果的に使いながら三振の山を築く。5回は1死から死球と安打で得点圏にランナーを背負うと、ギアを上げてトレイ・ターナーを遊直で打ち取る。続くカイル・シュワーバーをフルカウントから128キロの緩いカーブで空振り三振に斬って取り、渾身のガッツポーズを見せる。
6回に味方打線が2点を反撃して1点差に迫ると、その裏のマウンドを続投。先頭は強打者ブライス・ハーパーからだったが、直球とスプリットでカウント2-2と追い込むと、最後はブレーキのきいたカーブで空振り三振。2度のMVPプレーヤーもお手上げと言わんばかりに苦笑いを浮かべた。次打者を右飛、最後はブランドン・マーシュを再びカーブで仕留める圧巻のピッチング。89球を投げ抜き、クオリティ・スタート(QS)を達成する力投でマウンドを降りた。
大谷の力投は軒並み米メディアから激賞が届いている。なかでも、専門メディア『Dodger Insider』は右腕の投球内容を列挙したうえで、ある衝撃的な事実をこう記した。
「ショウヘイ・オオタニは、23人の打者相手に被安打は3。最後の17人の打者のうち15人を打ち取った。しかも、フィリーズのビッグ3(ターナー、シュワーバー、ハーパー)は、彼に対して9打数0安打5奪三振だ」
まさにチームに勢いを付けた魂の89球。大谷の後を受けた7回からは先発ローテの一角であるタイラー・グラスノーがリリーフ登板。1回2/3を1安打無失点。アレックス・ベシアをはさみ、9回は佐々木朗希がクローザーとして締めくくり、メジャー初セーブをマーク。豪華な継投でドジャースが大事なシリーズ初戦を逆転勝ちした。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷翔平がフィリーズ打線「ビッグ3」をきりきり舞い、"お手上げ"の苦笑い浮かべた実際のシーン
【記事】ドジャースがNLDS先発ローテを発表! 大谷翔平、スネル、山本由伸ら"最強三本柱"でフィリーズ討伐へ グラスノーは初戦からリリーフ起用も
関連記事
- 「まさにMVPの真髄を体現」PS初先発の大谷翔平、6回9K3失点、QSに米記者ら大賛辞!「世界最高の投手のひとり」「失点したが、非常にいい投球」
- 「負け犬どもめ!」「ドジャースファンにビールを投げつけてやったよ...」熱狂的ファンが大荒れ...フィリーズ、まさかの逆転負けに非難轟々
- 「“神クラス”のクローザーだ」佐々木朗希のキャリア初セーブ、米記者らが大絶賛!「圧倒的な支配力」「ブルペンの不調はどこにいった?」
- 【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり! 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻&パートナー”を一挙紹介!
- 【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場