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プロ野球

【2025ドラフト候補ランキング最終版│21~30位】1位候補にも挙げられる青山学院大・小田、仙台大・平川ら大学球界の好打者たちに注目<SLUGGER>

西尾典文

2025.10.20

大学日本代表で4番も任された平川。強打のスイッチヒッターとして、にわかに注目度が高まっている。(写真)THE DIGEST写真部

大学日本代表で4番も任された平川。強打のスイッチヒッターとして、にわかに注目度が高まっている。(写真)THE DIGEST写真部

いよいよ10月23日(木)にドラフト会議が行われる。各球団の指名戦略が注目される中、今年もドラフト候補ランキングを発表していこう。ここでは30~21位を紹介しよう。

▼30位:工藤泰己[投手・北海学園大]
(くどう・たいき/右投右打/北海高)

高校時代は木村大成(現・ソフトバンク)の控え投手だったが、大学で急成長。下級生の頃から150キロを超え、今年は最速159キロをマークして話題となった。制球には不安が残るが、スピードは大学球界全体でもトップクラスで変化球のレベルも高い。リリーフであれば1年目から一軍で通用する可能性もありそうだ。
タイプ診断:#北の豪腕 #高校時代は控え

▼29位:大栄利哉[捕手・学法石川高]
(おおさかえ・としや/右投左打)

東北の高校球界を代表する捕手。1年秋からチームの中心で、昨年の選抜出場にも大きく貢献した。投手としても140キロ台中盤を誇る強肩が魅力で、フットワークの良さも光る。打撃も木製バットを苦にせず、長打力も高校生ではトップクラス。U-18W杯では存在感を示せなかったが、ポテンシャルの高さは十分だ。
タイプ診断:#強肩強打 #U-18侍ジャパン

▼28位:冨士隼斗[投手・日本通運]
(ふじ・はやと/右投右打/大宮東高→平成国際大)

常時150キロ前後をマークする社会人屈指の本格派右腕。大学時代は安定感を欠いて指名漏れとなったが、社会人ではコントロールと変化球が大きくレベルアップした印象を受ける。課題の立ち上がりが安定してくれば、プロでも先発として勝負できる可能性は高い。弟の冨士大和(西武育成1位)が昨年指名されただけに、それに続きたいところだ。
タイプ診断:#剛腕 #兄弟選手
▼27位:桜井ユウヤ[三塁手・昌平高]
(さくらい・ゆうや/右投右打)

今年の高校球界を代表するスラッガー。たくましい体格は高校生離れしたものがあり、1年夏には早くもホームランを放って話題となっている。下級生の頃は強引さが目立ったが、徐々に無駄な動きが少なくなって確実性もアップし、今年夏の埼玉大会決勝でも特大の一発を放った。守備や走塁はまだまだ課題が残るものの、今年の高校生は強打者タイプが少ないだけに上位指名の可能性もありそうだ。
タイプ診断:#大砲候補 #強打のサード

▼26位:藤川敦也[投手・延岡学園高]
(ふじかわ・あつや/右投右打)

九州で高い注目を集めている本格派右腕。2年秋には肘を痛めて調子を落としたが、それをきっかけに力みのないフォームに変更し、安定感が増した。楽に投げても145キロを超えることは珍しくなく、大型でも制球が荒れることも少ない。昨年から身体を絞ったことでバランスも良くなった印象だ。変化球などはこれからレベルアップする必要があるが、素材の良さは抜群だけに高い順位でないと獲得は難しいだろう。
タイプ診断:#将来性◎ #九州の剛腕

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