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MLB

「顔つきが前と違う!」シーズン序盤に涙を流した佐々木朗希、WS初登板で見せた別人級の“変化”に仰天「ガラッと変わった」「目力が強い」

THE DIGEST編集部

2025.10.29

ドジャースのピンチを救った佐々木。(C)Getty Images

ドジャースのピンチを救った佐々木。(C)Getty Images

 現地10月27日、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が本拠地ドジャー・スタジアムで行なわれたトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦でリリーフ登板。8回1死一、二塁の場面で同シリーズ初のマウンドに上がり、1回2/3を1安打無失点に抑えた。その堂々とした顔つきでのピッチングが小さくない注目を集めている。

 5番手ジャック・ドレイヤーの後を受け、1点も与えられない場面を迎えた佐々木は先頭のタイ・フランスを156キロの直球で内野ゴロに仕留めて2死。ランナーが二、三塁にかわりネーサン・ルークスをスプリットで投ゴロで打ち取り、この回を無失点で切り抜けた。回またぎとなった9回も続投した佐々木は1死から2つの四球とヒットで一、二塁にランナーを背負うが、最後はマイルズ・ストローを158キロの直球で三ゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。
 
 試合はその後、両チーム一進一退の攻防で譲らず延長18回まで突入。ドジャースは先頭のフレディ・フリーマンがブルージェイズ9番手左腕ブレンドン・リトルの6球目を完璧に捉え、センターバックスクリーンに運ぶサヨナラ本塁打で試合を決めた。佐々木は一発を見届けると、ブルペン付近で山本由伸と大谷翔平らと一緒に抱き合って喜びを爆発した。

 メジャーデビューしたシーズン開幕後は先発ローテの一角を担うも制球難に苦しみ、思うような投球ができず。降板後は涙を見せる場面や、ベンチで肩を落とす姿がたびたび中継映像に抜かれ、弱々しい姿が目立った。5月には右肩のインピンジメント症候群で負傷者リスト入りし、マイナーでの調整がシーズン終盤まで続いた。

 そんな佐々木が、今ポストシーズンでは脆弱なブルペン陣を支えるため救援投手に抜てきされると見事に復活。8試合に登板して3セーブ、6奪三振、防御率0.93と安定した成績を誇り、今や新守護神としてチームに欠かせない存在に。初の大舞台では時折笑みを浮かべるなど力強くもあり、どこか余裕あるリラックスした表情を見せる。

 シーズン序盤では考えられなかった大きな成長を遂げる令和の怪物の姿にネット上で見守るMLBファンは反応。「笑ってる」「さらに覚醒してる!」「ガラッと変わった」「肝っ玉座ってきた!」「目力が強い」「調子が戻ってきて嬉しい!」「朗希くん楽しんでるー!」「顔つきが前と違う! 闘う顔」などと、まるで別人のような表情への反響が上がった。

 ワールドシリーズ第4戦は現地28日(日本時間29日午前9時)に、引き続きドジャー・スタジアムで開催される。ドジャースの先発は大谷、ブルージェイズは2020年のサイ・ヤング賞右腕シェーン・ビーバーがマウンドに立つ見込み。6時間を超えるゲームの翌日なうえ、両チーム投手陣の消耗は想像に難くない。引き続き、佐々木の登板は十分に考えられる。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ピンチを切り抜けた! 佐々木朗希、WS初登板をピシャリ!
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