現地10月29日、ロサンゼルス・ドジャースはトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ(7戦4勝制)第5戦に臨み、1対6で敗戦。対戦成績は2勝3敗となり、崖っぷちに立たされた。
ドジャースの先発ブレイク・スネルが立ち上がりに打ち込まれた。ワールドシリーズ初戦以来のスタメン出場で、1番に抜擢されたデービス・シュナイダーが初球のフォーシームを狙い撃ち。左翼フェンスを越える373フィート(約113.7メートル)のソロ本塁打となった。
さらに、2番ブラディミール・ゲレーロJr.が続いた。スネルが投じた2球目のフォーシームを、左翼ポール際にあるドジャースのブルペンに放り込んだ。ワールドシリーズでの先頭打者から2者連続アーチは史上初。スネルはわずか3球で2点のリードを許してしまった。
ドジャースは3回に8番キケ・ヘルナンデスのソロ本塁打で1対2と追い上げたが、直後の4回表にスネルが先頭の5番ドールトン・バーショに三塁打。続くアーニー・クレメントに犠飛を打たれて簡単に3点目を失ってしまった。
7回に7番アディソン・バーガーに左前打を打たれたスネルは、8番アイザイア・カイナー=ファレファの打席で暴投。9番アンドレス・ヒメネスに四球を出した後、1番シュナイダーの打席でも暴投を記録。シュナイダーを空振り三振に抑えたところで、スネルは2番手のエドガルド・ヘンリケスにマウンドを引き継いだ。
2死一、三塁で登板したヘンリケスもまた、ゲレーロJr.の打席で暴投してしまい4点目を献上。ゲレーロJr.に四球を与えたヘンリケスは、続く3番ボー・ビシェットに適時右前打を打たれて1対5となり、4番アレハンドロ・カークにストレートの四球を出したところで降板。3番手のアンソニー・バンダがバーショを二ゴロに抑え、なんとか7回を終わらせた。
『OptaSTATS』によるとワールドシリーズでの1イニング3暴投は史上初。スネル、ヘンリケスの乱調で点差を広げられたドジャースは、ブルージェイズの新人投手トレイ・イェサベージに計12三振と手も足もでず、最終的に15三振。わずか4安打・1得点と、投打ともに不甲斐ないパフォーマンスを見せて第5戦を落とした。
ブルージェイズに完敗した一戦に、ドジャースファンの不満が爆発した。試合結果を伝える球団公式SNSには、「守備も攻撃も機能していない」「信じられない敗戦だ」「情けない」「最悪のホームゲーム最終戦だ」「本当に恥ずかしい」「たった4安打だと」「打線がひどすぎる」「ロバーツ監督にはうんざりだ」といった怒りの声が噴出した。
「ルーキーのイェサベージは、ベテランのような巧みな投手だった」と、24年ドラフト1巡目(全体20位)に指名され、1Aでのシーズンインから約半年後の9月15にメジャー初昇格した22歳の右腕を称える声も挙がっていた。レギュラーシーズン3試合、ポストシーズン5試合目、メジャーキャリア8試合目の登板とルーキーに、ドジャース打線は完全に抑え込まれた。
ワールドシリーズは移動日をはさみ、10月31日(日本時間11月1日)にふたたびトロントのロジャース・センターで第6戦(3勝3敗になれば第7戦)が行なわれる。
「大丈夫、トロントで2つ勝てばいい」「ホームラン狙いじゃなく、とにかく塁に出るべき」「ここであきらめるやつは、優勝パレードにこなくていい」「まだ終わっていない」「(第6戦に先発する)山本由伸のパーフェクト投球を祈る」「偉大な山本を応援する」とドジャースの奮起を期待するファンもいた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】スネルが初回に2者連続アーチ被弾、ドジャース打線は新人右腕に12三振
ドジャースの先発ブレイク・スネルが立ち上がりに打ち込まれた。ワールドシリーズ初戦以来のスタメン出場で、1番に抜擢されたデービス・シュナイダーが初球のフォーシームを狙い撃ち。左翼フェンスを越える373フィート(約113.7メートル)のソロ本塁打となった。
さらに、2番ブラディミール・ゲレーロJr.が続いた。スネルが投じた2球目のフォーシームを、左翼ポール際にあるドジャースのブルペンに放り込んだ。ワールドシリーズでの先頭打者から2者連続アーチは史上初。スネルはわずか3球で2点のリードを許してしまった。
ドジャースは3回に8番キケ・ヘルナンデスのソロ本塁打で1対2と追い上げたが、直後の4回表にスネルが先頭の5番ドールトン・バーショに三塁打。続くアーニー・クレメントに犠飛を打たれて簡単に3点目を失ってしまった。
7回に7番アディソン・バーガーに左前打を打たれたスネルは、8番アイザイア・カイナー=ファレファの打席で暴投。9番アンドレス・ヒメネスに四球を出した後、1番シュナイダーの打席でも暴投を記録。シュナイダーを空振り三振に抑えたところで、スネルは2番手のエドガルド・ヘンリケスにマウンドを引き継いだ。
2死一、三塁で登板したヘンリケスもまた、ゲレーロJr.の打席で暴投してしまい4点目を献上。ゲレーロJr.に四球を与えたヘンリケスは、続く3番ボー・ビシェットに適時右前打を打たれて1対5となり、4番アレハンドロ・カークにストレートの四球を出したところで降板。3番手のアンソニー・バンダがバーショを二ゴロに抑え、なんとか7回を終わらせた。
『OptaSTATS』によるとワールドシリーズでの1イニング3暴投は史上初。スネル、ヘンリケスの乱調で点差を広げられたドジャースは、ブルージェイズの新人投手トレイ・イェサベージに計12三振と手も足もでず、最終的に15三振。わずか4安打・1得点と、投打ともに不甲斐ないパフォーマンスを見せて第5戦を落とした。
ブルージェイズに完敗した一戦に、ドジャースファンの不満が爆発した。試合結果を伝える球団公式SNSには、「守備も攻撃も機能していない」「信じられない敗戦だ」「情けない」「最悪のホームゲーム最終戦だ」「本当に恥ずかしい」「たった4安打だと」「打線がひどすぎる」「ロバーツ監督にはうんざりだ」といった怒りの声が噴出した。
「ルーキーのイェサベージは、ベテランのような巧みな投手だった」と、24年ドラフト1巡目(全体20位)に指名され、1Aでのシーズンインから約半年後の9月15にメジャー初昇格した22歳の右腕を称える声も挙がっていた。レギュラーシーズン3試合、ポストシーズン5試合目、メジャーキャリア8試合目の登板とルーキーに、ドジャース打線は完全に抑え込まれた。
ワールドシリーズは移動日をはさみ、10月31日(日本時間11月1日)にふたたびトロントのロジャース・センターで第6戦(3勝3敗になれば第7戦)が行なわれる。
「大丈夫、トロントで2つ勝てばいい」「ホームラン狙いじゃなく、とにかく塁に出るべき」「ここであきらめるやつは、優勝パレードにこなくていい」「まだ終わっていない」「(第6戦に先発する)山本由伸のパーフェクト投球を祈る」「偉大な山本を応援する」とドジャースの奮起を期待するファンもいた。
構成●THE DIGEST編集部
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