MLB

「2戦連続だったので…」山本由伸が崖っぷちWS第6戦で先発勝利! ブルージェイズ打線を6回1失点に抑えた“工夫”を明かす

THE DIGEST編集部

2025.11.01

ブルージェイズ打線を6回1失点に抑え、勝ち投手になった山本。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は、現地10月31日のワールドシリーズ(WS)第6戦で先発し、トロント・ブルージェイズを6回5安打6奪三振1四球1失点に抑え勝ち投手になった。

 105球1失点で完投したWS第2戦から中5日での登板になった山本。2回まですべて三者凡退に打ち取る好スタートをみせる。3回に味方打線が3点を先取した直後の裏、ジョージ・スプリンガーに適時打を浴びるが1点で切り抜ける。

 4回以降は毎回走者を背負うが要所でしのぎ切り、6回まで投げ切った。

 チームは3対1で逃げ切り、シリーズ対戦成績を3勝3敗のタイに戻した。試合直後、NHKのフラッシュインタビューに応じた山本は、自身の投球を以下のように振り返った。

「前回は、立ち上がりにピンチになりました。今回は特に抑えたいと思っていたので、まずそこが上手くいきました。その先はランナーをためながらのピッチングになるイニングが多かったですけど、低め、低めに投げていけたので、1点は取られましたけど、リードを守って次につなげました。勝ち切れたので、本当に良かったです」
 
 カーブが目立った第2戦から、今回は決め球にスライダーを使う場面が見られた。配球を変えたのかと尋ねられると、「2戦連続だったので、相手が『どんな待ち方をしてくるかな』というところがありました。少し探りながら入るボールもありましたし、変えたところもありますし、同じような配球した場面もありました」と、相手打者を見ながら柔軟に配球を考えていたと答えた。
 
 負ければ相手の世界一が決まる崖っぷちの状況だった。「プレッシャーはありましたけど、良い結果になることを願って、全力で投げました」と明かした。そして、大一番となる第7戦ではチームの応援に回るとして「最後は総力戦になる。全力で、全員で勝ち切りたいです」と力強く語った。

 山本はドジャースのエースとしての最高の役割を全う。第7戦の登板もあるのか。2025年シーズンのMLBは明日で決着する。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり! 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える"ゴージャスでセレブな妻&パートナー"を一挙紹介!

【動画】これぞエースの投球! 山本由伸が6回1失点でドジャースを救う!
NEXT
PAGE
【動画】これぞエースの投球! 山本由伸が6回1失点でドジャースを救う!