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「考えている時間なかった」グラスノー、絶体絶命の大ピンチ9回を3球締めセーブ「とにかくクレイジーだ」 連投を志願「明日もできれば投げたい」

THE DIGEST編集部

2025.11.01

9回途中から登板したグラスノー(中央)。3球で打ち取りセーブを挙げた。(C)Getty Images

9回途中から登板したグラスノー(中央)。3球で打ち取りセーブを挙げた。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは現地10月31日、トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦に3対1で勝利。対戦成績を3勝3敗のタイに戻し、世界一に逆王手をかけた。2点リードの9回無死二、三塁の窮地で登板したタイラー・グラスノーが3球で抑えて逃げ切った。

 3対1で迎えた9回、回またぎの佐々木朗希が死球と二塁打でピンチを招いたところで降板。1点も与えたくない場面でデーブ・ロバーツ監督が投入したのは明日の第7戦で先発が予想されるグラスノーだった。

 身長203センチの右腕は最初の打者、アーニー・クレメントを1球で一飛に打ち取ると、続くアンドレス・ヒメネスを左直で2死。打球を捕球した左翼手キケ・ヘルナンデスは二塁ランナーが飛び出していたことを見逃さず素早く二塁へ送球し、アウトを奪い併殺でゲームセット。まさかの幕切れで試合を締め、グラスノーは3球でセーブを記録した。
 
 試合後、地元放送局『SportsNet LA』ら複数メディアのインタビューに応じたグラスノーは大ピンチでの登板について、「一球一球集中して、しっかり投げれば結果はついてくると思った。特別なプレッシャーは感じなかった。自分の投球をして、あまり考えすぎないようにした」と冷静な対応を強調した。

 終了間際、併殺での幕切れについては「あまり考えている時間がなかった。打球を見た瞬間はヒットかもしれないと思ったが、キケがうまく捕ってくれて相手をアウトにできた。とにかくクレイジーだったよ」と当時の状況を興奮気味に説明した。

 総力戦が予想される第7戦。右腕は「体の調子はいい。できれば投げたい」と連投を志願。「試合でも3球投げただけだから。全然平気」と問題がないことをアピールした。「子供の頃からワールドシリーズの舞台で投げることを夢見てきたんだ。試合を締めくくったり、この舞台でどんな投球ができるのかを常に考えていた。セーブを挙げられるなんて本当にワイルドだ。まだ実感が湧いていないよ」と感慨深く語った。

 明日、再びグラスノーの登板はあるのか。泣いても笑っても第7戦で世界一が決まる。

構成●THE DIGEST編集部

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