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ジャッジが17年MVPのアルトゥーベに送った“祝福ツイート”を削除。サイン盗み問題に「関与していた選手たちは処罰されるべき」

THE DIGEST編集部

2020.02.19

17年MVPのアルトゥーベ(右)とMVP2位のジャッジ(左)。もしジャッジがMVPに選出され、新人王と同時受賞していたら、01年のイチロー以来の快挙となっていた。(C)Getty Images

 2月18日(日本時間19日)、ヤンキースのアーロン・ジャッジがアストロズのサイン盗み問題について言及。17年にアストロズのアルトゥーベがMVPを獲得した際に投稿した祝福メッセージを削除し、カブスのダルビッシュ有のアストロズ批判を擁護する発言をしたとMLB公式サイトが報じた。

 この2人はお互い2017年に大ブレイクを果たし、アルトゥーベはその年のMVP、ジャッジはMVP2位に選出。MVPの投票結果発表直後に、ジャッジはアルトゥーベへ、「Nobody more deserving than you(あなた以上に相応しい人はいないよ)」と自身のインスタグラムに綴っていた。
 
 このメッセージは、昨年12月に元アストロズのマイク・ファイヤーズ投手がサイン盗みを告発した直後から消えており、ジャッジは今月18日(日本時間19日)に行なわれた会見で投稿を削除したことを発表。会見では、「選手主導のサイン盗みだったなら、関与していた選手たちは処罰されるべきだ。ダルビッシュが言っていたように、もし五輪で金メダルを獲得したあとに不正が発覚したら、メダルを保持することはできないだろう」と怒りを露わにした。

 ダルビッシュは16日(日本時間17日)のインタビューで、不正を行なったアストロズを批判。タイトルを保持していることに違和感を覚えているとコメントしていた。

 17年、ジャッジは新人王を受賞している。もしもMVPに選出され、新人王と同時受賞していたら、2001年のイチロー以来の快挙となっていた。

構成●THE DIGEST編集部

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