ロサンゼルス・ドジャースが2026年シーズンに向けてリリーフ陣の再編を急いでいる。

　現地11月５日、米スポーツメディア『ClutchPoints』は、球団がオフシーズンの最重要課題として「リリーフ陣の強化」を掲げていると報じた。２年連続でワールドシリーズを制したドジャースだが、来季に向けてブルペンの不安が指摘されている。
  　この問題について、米スポーツ局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者は「ドジャースがこの冬に抱える最大の補強ポイントはクローザーだ。特に試合終盤で頼れる右腕を必要としている」とコメントした。

　さらに「ブラスダー・グラテロルは、24年11月の右肩関節唇の手術を受け、同年８月以降マウンドに立っておらず不確定要素が大きい。ブレイク・トライネンも37歳となり、不安定なシーズンを送った。エドガルド・ヘンリケスとウィル・クラインも制球面に課題を抱えており、全体としてリリーフ陣の信頼度が低い」と、現有戦力に厳しい見解を示した。

　そのうえでゴンザレス記者は「ドジャースはフリーエージェント市場やトレードで、この分野において積極的に動くだろう」と指摘している。

　２年連続で王座を守り抜いたドジャースだが、３連覇を実現するためには、ブルペンの安定化が最大の鍵になりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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