ロサンゼルス・ドジャースが、フリーエージェント（FA）市場に出た救援右腕デビン・ウィリアムズの獲得を検討しているようだ。

　現地11月11日、米スポーツメディア『The Athletic』によると、ワールドシリーズを連覇したドジャースは、今オフもブルペン強化を最大の課題のひとつと位置づけている。特に「勝負どころで起用できるハイレバレッジな右のリリーフ投手」を求めているという。
  　ドジャースのブランドン・ゴメスGMは、３連覇に向けての補強方針について言及。「補強では誰を獲るかを明確にし、ターゲットを絞って臨みたい」と語ったうえで、「FA市場を見極め、どの選手がフィットするかを考え、慎重に戦力を整えていく方針だ」という考えを明かした。

　ドジャースは昨オフにもウィリアムズのトレード獲得に関心を示していた経緯がある。結果的にウィリアムズはニューヨーク・ヤンキースへ移籍したものの、本人もヤンキースでの入団会見で「ドジャースに行くと思っていた」と明かすなど、両者の間に接点がある。

　ウィリアムズは2025年レギュラーシーズン、ヤンキースで67試合に登板し、18セーブ、15ホールドを記録したが、防御率4.79と苦戦。シーズン終盤にはクローザーの役割を失っている。
　
『The Athletic』は、「ドジャースは昨オフのリリーフ補強（高額契約のタナー・スコットやカービー・イエーツが期待外れ）で痛手を負ったが、資金力を生かして再びトップクラスの救援陣を構築しようとしている」と分析している。ウィリアムズがその中核候補となるか、注目が集まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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