二刀流スターへの複雑な心境が明かされている。

　現地時間11月16日（日本時間17日）、ベネズエラのポッドキャスト番組『Escuela de Nada』は、ロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ（WS）連覇に貢献したミゲル・ロハスをゲストに招き、チームの話題に触れている最新エピソードを公開。その中で大谷翔平が話題のひとつに上がった。
  　３年連続４度目のMVPを獲得するなど、今季も勢いが止まらなかった大谷。レギュラーシーズンでは、打者として打率.282、55本塁打、102打点、OPS1.014と躍動し、投手としても14試合に先発し１勝１敗、防御率2.87を記録。圧巻の二刀流パフォーマンスを見せ、この活躍には、36歳ベテランも称賛を惜しまない。

　番組終盤、「（大谷関連の）質問にうんざりすることはないのか？」と聞かれ、「まあ時々」と率直に返したロハス。「彼をリスペクトすべきだし、彼のように投打で最高レベルのプレーができる選手は、もう二度と現れないと思う」と二刀流スターの傑出した存在に深い敬意を示している。

　ただ、「正直、時々勘弁してほしいとも思う」と本音を漏らしたロハス。「試合に出ていない時、何もしていない時でさえ、カメラの前で彼とふざけたり、冗談を言ったりしづらい。後で『オオタニと何をしていたの？』って聞かれるから。自然体でいさせてくれない感じだ」と胸の内を打ち明けていた。

　唯一無二の輝きを放つ大谷。その圧倒的な注目度は、世界を熱狂させるスーパースターの宿命なのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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