専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

「リハビリと打撃の両立が必要だった」ド軍指揮官が明かす投手・大谷翔平の復帰過程 WBCで「投げたら個人的には驚き」

THE DIGEST編集部

2025.11.23

今年6月にMLBマウンドに復帰した大谷。その後は徐々にイニング数を伸ばし、8月には25年の初勝利を飾った。(C)Getty Images

今年6月にMLBマウンドに復帰した大谷。その後は徐々にイニング数を伸ばし、8月には25年の初勝利を飾った。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、日本テレビ系列の「Going! Sports&News」で大谷翔平の投手復帰の過程を回想した。

 2023年にトミー・ジョン手術を受け、翌年は打者に専念した大谷は、25年シーズンで投手に復帰。663日ぶりのマウンドとなった6月16日のサンディエゴ・パドレス戦で、1回2安打1失点の内容だった。

 その後は徐々にイニング数を伸ばし、8月27日のシンシナティ・レッズ戦で復帰後最多の87球を投げ、5回2安打2四球9奪三振1失点で今季初勝利。最終的には14試合に先発して1勝1敗、防御率2.87WHIP1.04、47回で62三振を奪い、奪三振率はMLBトップクラスの11.87をマークした。

 この結果にロバーツ監督は、「手術明けだったので、どうなるか分からなかった。あれほど好投できたのには感心した」と振り返った。「1年間かけて少しずつビルドアップしていったんだ」と、MLB公式戦での登板を“リハビリ”に利用したと明かした。

「怪我からの復活を目指すピッチャーは、通常、リハビリのためにマイナーリーグで投げる。しかし、指名打者の翔平を打線から外すわけにはいかなかった。私たちはクリエイティブな思考で、彼がリハビリと打撃を両立できる方法を見つける必要があった」
 
 当初はシーズン終盤での投手復帰予定だったが、大谷は試合前の投球練習よりも、実戦で投げた方が体力面での負担が少ないと判断。ロバーツ監督は「トレーニングスタッフや医師団と、翔平は多大な努力を続けてきた。彼らの意見のもと、私は最初は1イニング、それから3イニング、または4イニングと明確に指示した」と語った。

 そうした取り組みが花開いたのが、現地10月17日のナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第4戦・ミルウォーキー・ブルワーズ戦だった。大谷は「1番・投手兼DH」で出場すると、投げては6回0/3を2安打10奪三振無失点で勝利投手となり、打者としては実に3本塁打を放った。超人的な活躍に、ドジャースの指揮官は「あれは史上最高の試合だった。前代未聞の快挙だった」と最大限の賛辞を送った。

 26年シーズン開幕直前の3月には、日本の2連覇がかかる「2026 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」が開催される。大谷の参加可否は、チームメイトの山本由伸、佐々木朗希とともに注目されているなかでロバーツ監督は、「翔平がWBCで投げたら個人的には驚きだ。どうするか決めるのは、選手本人だけどね」と含みを残した。

 前回のWBCでは、投打にわたる大活躍で侍ジャパンを頂点に導いた大谷。束の間のオフに入っている日本のスーパースターは、26年も年明けからその動向に大きな注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり! 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻&パートナー”を一挙紹介!

【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も 

【画像】内田有紀、上戸彩、川口春奈、山下美月、森香澄、韓流アイドル…可憐なユニホーム姿が眩しい! 華やかに“始球式”を彩った美人女優&タレントたちを大特集!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    11月10日(月)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    11月20日(木)発売

    定価:980円 (税込)
  • smash

    11月20日(木)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    10月16日(木)発売

    定価:1650円 (税込)
  • slugger

    11月25日(火)発売

    定価:1100円 (税込)