今オフ、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグ（MLB）に挑戦する西武・今井達也の去就について、米誌『Sports Illustrated』が「ヤンキース内部の最新報道を受け、カブスはイマイ・タツヤ獲得にさらに弾みをつけた」と題した記事を掲載。「カブスはイマイとの契約に近づいているかもしれない」と報じた。

　今井を巡る争奪戦には、シカゴ・カブス、ニューヨーク・ヤンキース、フィラデルフィア・フィリーズが名乗りを挙げていた。しかし、ヤンキースのアーロン・ブーン監督が会見で「現時点でイマイと面談もしていないし、今後行なうかどうかも分からない」とコメントしたことで、ヤンキースが獲得レースから離脱するのではないかという見方が強まっている。
 
　これを受け、同誌は「カブスがより有利な立場に立った」と伝えた。さらにクオリファイング・オファーを受諾して残留した今永昇太や、鈴木誠也といった日本人選手が在籍している点にも触れつつ、次のように指摘した。

「言うまでもなく、カブスは球界屈指の日本との太いパイプを持つ球団だ。ここから新たな球団が名乗りを上げる可能性はあるが、この好機を逃すべきではない」

　大型契約が噂されている今井とカブスの契約は果たしてまとまるのか。なお、今井の交渉期限は現地１月２日（日本時間３日）までで、MLB球団と契約に至らなければ日本残留となる。今後の動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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