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ドジャース右腕がトレードの対象に「手術から復帰したことで選択肢はさらに広がった」米記者は「豪華な先発ローテを前に登板機会は限られそうだ」

THE DIGEST編集部

2025.12.25

トミー・ジョン手術から復帰するライアンが、トレードの対象になるかもしれない。(C)Getty Images

トミー・ジョン手術から復帰するライアンが、トレードの対象になるかもしれない。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの右腕が、トレードの対象者になっているようだ。

 現地12月24日、米誌『Sports Illustrated』のアーロン・コロマ記者が、「トミー・ジョン手術から回復中の投手がトレード対象に」と題した記事を公開。「ドジャースの2026年の先発ローテーションは、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、タイラー・グラスノー、ブレイク・スネル、エメット・シーハンの6人と予想されている。こうした豪華布陣を前に、手術から復帰するリバー・ライアンの登板機会は限られそうだ」とし、ライアンの移籍の可能性を示唆した。

「MLB公式のソニア・チェン記者は、“魅惑的な潜在能力を持ちながらも、手術後の不確実性を抱えている。つまりドジャースにとって興味深いトレードチップとなりえる存在だ”と報じた。ドジャースがライアンとの引き換えで求める最大のニーズは外野手だ。攻撃面でも守備面でもFAとなったマイケル・コンフォートより優れた選択肢を模索している」

 
 それでもコロマ記者は、今オフすぐに放出する必要はないと見ている。「すぐにドジャースがライアン放出に動き出す必要はない。先発4試合で20回1/3を投げ、防御率1.33をマークした24年のような成績を出せるかもしれないからだ。デーブ・ロバーツ監督は明らかにライアンを信頼しており、3連覇を目指すチームの躍進に寄与してほしいと期待している」とも記した。

 メジャー登板は24年の4試合のみ。大学時代は投打二刀流でならした27歳は、トレード指名されたサンディエゴ・パドレスから22年にドジャースに移籍。新天地で投手に専念しマイナーで登板を続けるも肩の負傷に苦しみ、24年に右肘を手術。25年シーズンを全休した。

 コロマ記者が「手術から復帰したことで選択肢はさらに広がった」と示したように、戦力としてもトレード要員としても、ドジャースは状況に応じてライアンを活用できる状況だ。

構成●THE DIGEST編集部

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