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プロ野球

ドラゴンズの正捕手争いに新星現る!2年目石橋康太に指揮官が「日々成長している」」と高評価

小中翔太

2020.02.25

1軍昇格後のオープン戦で正捕手に名乗りを上げるアピールをした石橋康太。写真:日刊スポーツ/朝日新聞社

1軍昇格後のオープン戦で正捕手に名乗りを上げるアピールをした石橋康太。写真:日刊スポーツ/朝日新聞社

 竜の正捕手争いが混沌としてきた。

 オープン戦初戦でスタメンマスクを任されたのは加藤匠馬だった。球界屈指の強肩を誇り昨季はチーム最多となる92試合に出場した実績がある。しかし、22日のオープン戦後に2軍降格。代わって高卒2年目の石橋康太が昇格し、即アピールに成功した。

 24日の楽天戦。石橋は7回の守備からマスクをかぶるとまずは強肩を披露した。

 2死1塁から盗塁を試みた走者をベース真上への見事な送球で余裕を持って刺す。同点の7回という急所になりかねない大事なイニングを結果的に3人で終わらせた。

 その裏の攻撃では打線がつながりシエラの適時打で勝ち越しに成功。なおも1死満塁のチャンスで石橋が打席に立つと、レフトへ犠牲フライを放ち貴重な追加点を挙げる。ライナーに近いような当たりで、少しコースがずれれば走者一掃となってもおかしくないような打球だった。

 2点をリードすると8、9回は1人の走者も許さず、危なげなく試合を締めた。
 
 石橋は、途中出場からの活躍に充実感を口にした。

「みんなから『もう2軍に落ちてこないように頑張ってこいよ』と言ってもらいました。(2軍バッテリーコーチの)武山さんに朝から晩まで付き合っていただいて、送球もキャッチングも守備のこと全て、バッティングは(2軍打撃コーチの)波留さんに見てもらいました。毎日自分が気をつけてきたことだったり、こうすればこうなるということをこの1ヶ月間、集約して自分のことがよくわかった。1軍に上がったら自分自身のわかったことを整理して、あとはやるだけという状態だったので、今日は特別うまくいったというより、武山さん、波留さんとやってきたことがある程度は出せたんじゃないかなと思います」
 
 この活躍ぶりに与田剛監督も高評価。

「前よりも良くなっている。前回の2安打に続いてスイングが強くなっていた。リードも徐々に良くなっていると思う。全体的に日々成長している」

 実はこの1軍昇格は今キャンプ2度目のことだった。前回の19日の巨人との練習試合でも2安打を放っていた。この時は1日限定の1軍合流だったが今回は意味合いが全く違う。加藤の2軍降格により、抜擢を受けての猛アピールだった。

 根尾に大きな注目が集まっていた昨季の読谷キャンプ。石橋は高卒ルーキーとは思えない強い打球をいくつも飛ばしていた。高校通算57本塁打の隠れた逸材。根尾と同期の世代ナンバーワン捕手がそのベールを脱ぎ全国区の選手となる日はそう遠くないかもしれない。

取材・文●小中翔太
【著者プロフィール】
こなか・しょうた/1988年1月19日生まれ。京都府宮津市出身。大学野球連盟で学生委員を務め裏方の道へ。関西を中心に活動しウェブ媒体や雑誌に寄稿する。

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