近年、関心が高まり続ける野球の国際化をめぐり、興味深いトピックが米国内から伝えられている。
スポーツサイト『AWFUL ANNOUNCING』が現地時間1月30日、「なぜサウジのサッカーは観られるのに、野球の海外リーグは観られないのか?」と銘打った特集記事を掲載した。
同メディアは、毎年冬に開催されている、メキシコ、プエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、それぞれの国内リーグが米国内では、「英語で視聴することは、ほぼ不可能に近い」と訴えている。いわゆるウインターリーグと称されるこれらのリーグが、米国では十分に認知されていない現状に触れ、「今年はロナルド・アクーニャJr.がベネズエラでプレーしていたが、その事実を知っていた人はどれほどいるだろうか」などと問いかけている。
また、「国際的に展開されている他競技では、事情は異なる」と前置きしつつ、「例えばサッカーを観たいと思えば、『Fox Sports』を通じて、ほぼいつでもメキシコ、カナダ、サウジアラビアの試合を観ることができる」と同メディアは主張。また、ラグビーやオーストラリアンフットボールなどの競技も生放送での視聴可能と説く一方で、野球については「米国以外の主要な夏季プロリーグですら視聴が難しい。日本のプロ野球(NPB)も同様だ」と綴っている。
それでも同メディアは、国内の反応として、「MLB以外の野球に対する関心は高い」と評しており、「2023年のWBC決勝、米国対日本戦は、日本代表にNPBの無名選手が多く含まれていたにもかかわらず、『FS1』と『Fox Deportes』で490万人が視聴した」と振り返る。
さらに、放映権などクリアすべき課題もあるとしながらも、「オフシーズンにおける『MLBネットワーク』のスタジオ番組は業界トップクラスだが、週末の午後枠をメキシコ、プエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国の試合中継に置き換えることも可能だろう」と提案した。
同メディアは、海外リーグの視聴環境改善を訴えるとともに、「MLBは、野球の国際的な発展が自らの利益になると明確に認識している。だが、それを実現するためには、世界各地で行なわれている野球を、より“観やすく”“触れやすく”することが不可欠だ」などと強調している。
3月に開催を控えるWBCも、世界各国のファンから熱い視線が注がれるのは間違いない。大会後、野球をより身近にするための取り組みを求める声がこれまで以上に高まったとしても、決して不思議ではないだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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また、「国際的に展開されている他競技では、事情は異なる」と前置きしつつ、「例えばサッカーを観たいと思えば、『Fox Sports』を通じて、ほぼいつでもメキシコ、カナダ、サウジアラビアの試合を観ることができる」と同メディアは主張。また、ラグビーやオーストラリアンフットボールなどの競技も生放送での視聴可能と説く一方で、野球については「米国以外の主要な夏季プロリーグですら視聴が難しい。日本のプロ野球(NPB)も同様だ」と綴っている。
それでも同メディアは、国内の反応として、「MLB以外の野球に対する関心は高い」と評しており、「2023年のWBC決勝、米国対日本戦は、日本代表にNPBの無名選手が多く含まれていたにもかかわらず、『FS1』と『Fox Deportes』で490万人が視聴した」と振り返る。
さらに、放映権などクリアすべき課題もあるとしながらも、「オフシーズンにおける『MLBネットワーク』のスタジオ番組は業界トップクラスだが、週末の午後枠をメキシコ、プエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国の試合中継に置き換えることも可能だろう」と提案した。
同メディアは、海外リーグの視聴環境改善を訴えるとともに、「MLBは、野球の国際的な発展が自らの利益になると明確に認識している。だが、それを実現するためには、世界各地で行なわれている野球を、より“観やすく”“触れやすく”することが不可欠だ」などと強調している。
3月に開催を控えるWBCも、世界各国のファンから熱い視線が注がれるのは間違いない。大会後、野球をより身近にするための取り組みを求める声がこれまで以上に高まったとしても、決して不思議ではないだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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