専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
侍ジャパン

【WBCコラム後編】野球ブラジル代表の挑戦――物語をより美しく、そして語り継ぐ価値のあるものにしているのは「日本人の心」と「ブラジル人の魂」

THE DIGEST編集部

2026.03.04

日系ブラジル人3世のボー・タカハシ。22年から西武ライオンズでプレーしている。(C)Getty Images

日系ブラジル人3世のボー・タカハシ。22年から西武ライオンズでプレーしている。(C)Getty Images

 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で戦う選手たちも興味深い。MLBでの経験を持つ選手こそいないが、マイナーリーグや米国以外のプロリーグでプレーした経験を持つ選手たちが揃っている。その多くが日系人コミュニティーと何らかのつながりを持っている。これは100年以上の日系人とブラジル野球の歴史がもたらした結果だ。

 日本でボー・タカハシと呼ばれているロドリゴ・ヒトシ・カイモチ・タカハシは、日系3世。韓国KBOを経て22年から西武ライオンズでプレー。36歳のベテラン投手、金伏ウーゴは日系3世で日本の高校、大学を経てヤクルトに入団。肘の怪我もあって苦しんだ現役時代だった。引退後は通訳などを務めていたが、今回のWBC予選にも呼ばれ、ブラジルの本選進出に貢献している。

 日系2世の母を持つエリック・エイジ・タニグチ・パルディーニョは、ブラジル野球の期待だ。17年には16歳でブルージェイズと契約し、ブラジル出身の最高額の国際契約選手となった。20年に投手にとって大切な肘と腕を痛めて、トミー・ジョン手術。その後、復活を遂げている。

 
 エンゾ・沢山は、日本生まれだが日系ブラジル人を両親に持つ。23年にサンティアゴで開催されたパンアメリカン競技大会でブラジル代表として銀メダルを獲得した日本人投手だ。日本の社会人野球ヤマハに所属している。

 サンパウロ生まれの仲尾次オスカルは日系二世。ジュニア世代のブラジル代表としてプレーしたいたところ、日本の大学から声がかかり日本で野球を始める。社会人野球のホンダを経て広島カープに入団した。現在は両親の出身地である沖縄でプレー。13年のWBCにも出場し、日本代表とも対戦している。

 20歳の内野手、西山チアゴは現在日本の日体大での学生で俊足が武器だ。異色なところでは阪神タイガースで通訳を務める伊藤ヴィットルもいる。ほかにも大橋ラファエル、フェリペ水越、御前ダニエル、林田エンゾ、高橋ヴィトル、興梠フェリペ・ケンゾウもいて、日系人ではないが日本のチームでプレーするジョアン・マロスティカ、コウチーニョことヴィクトル・マスカイ(いずれも栃木ゴールデンブレーブス)など日本と縁の深い選手がいる。

 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    2月10日(火)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    3月5日(木)発売

    定価:890円 (税込)
  • smash

    2月20日(金)発売

    定価:850円 (税込)
  • dunkshot

    2月25日(水)発売

    定価:1200円 (税込)
  • slugger

    1月23日(金)発売

    定価:1100円 (税込)