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侍ジャパン

大谷翔平への“軽率発言”で物議を醸した韓国代表右腕が米での苦難を回顧!「泣きながら投げていた」「今年が最後だと思う」【WBC】

THE DIGEST編集部

2026.03.04

前回大会は直前の怪我で投球機会がなかったコ・ウソク。韓国をベスト8へ導く活躍を見せられるか。(C)Getty Images

前回大会は直前の怪我で投球機会がなかったコ・ウソク。韓国をベスト8へ導く活躍を見せられるか。(C)Getty Images

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のプールC(東京プール)に参戦する韓国代表は3月3日、京セラドーム大阪で本番前最後となる強化試合をオリックス・バファローズと戦い、8対5で勝利した。その3番手でマウンドに立ったのがコ・ウソク投手だ。

 前回の2023年大会の開幕前、韓国きってのクローザーは大谷翔平との対戦について問われ、「真ん中に投げたらホームランを打たれてしまう。実際にマウンドに立って投げるところがなかったら、痛くないところに当てるしかないですね」と冗談めかして発言。だがこのコメントが意図せず大きく取り上げられ、物議を醸したのだ。

 本人はのちに韓国メディアの取材に対して、「まだWBCまで時間があったので、大谷選手とどう対峙すべきかまでは考えていませんでした。本当に投げるところがなければ、お尻に遅いボールを投げるという意味でしたが、本来の私はまるでそうではない。投げるところがないからといって、わざと当てようと思ったことなど一度もありません」と釈明。大谷への敬意を示したうえで、誤解を招く不用意な発言への反省の弁も述べていた。

 結局コ・ウソクは大会直前の強化試合で首を傷めてしまい、WBC本番では一度も投球機会が訪れなかった。その後、2024年1月にサンディエゴ・パドレスへの入団を果たしたが、まさに苦難のスタート。これまでの2シーズン、メジャーの舞台で投げていないのだ。LGツインズの公式YouTubeチャンネルで明かした切実な思いを、韓国メディア『Sportal Korea』が記事として紹介した。

 パドレス傘下のチームで結果を出せなかったコ・ウソクはマイアミ・マーリンズのマイナーチームへ移籍。そこでも戦力外通告と降格に見舞われ、終わってみればアメリカ1年目の成績は44試合登板で4勝3敗、防御率6.54、4ホールド、3セーブという寂しいものとなった。
 
 2025年シーズンも出だしで躓く。なんと3月のキャンプ中に自室でタオルを使ってトレーニングをしていたところ、指が巻き込まれて骨折してしまうのだ。「本当に折れたんですよ。目の前が真っ白になり、あまりの痛さにその場に倒れ込みました」と振り返る。ふたたびマイナーに落ち、「投げながら泣いたこともありますし、家に帰りたかった。本当に痛かった。指は1年間ずっとしびれていました。だから昨年は投球回も少なかったんです」と説明した。

 2026年シーズンを前にMLB挑戦を続けるか、韓国球界復帰かで悩んだという。しかし決意は固く、アメリカでもう一度挑戦することを選んだ。「アメリカではもうチャンスはないと思っていました。でも2025年シーズン後にFA市場が開き、去年後半戦に所属したデトロイト(タイガース)がすぐに連絡をくれました。関心があると言ってくれて、それで迷わず契約しました」とマイナー契約を結ぶ。「もう一度やってみたかった。当時は多くの人が『帰国するだろう』と思っていましたし、ファンの中にも復帰を望む声は多かった。でも2025年シーズンが終わる前から、もう一度挑戦したいと思っていました」と語気を強める。

 現在27歳。コ・ウソクは「メジャーを夢見ているわけではありません。でも、一度もきちんとやり切れていないことが気になっているんです。だからこそ、もう一度だけ本気でやりたい。マイナーの打者を本気でねじ伏せたい。自分の能力がどこまで通用するのか確かめたいんです」と決意を新たにする。そして「今年がアメリカでの最後の挑戦になるのか?」と問われると、次のように答えた。

「これが最後だと思います。アメリカでこれ以上チャンスはないと思う。まだ若いと言われるかもしれないけど、アメリカではもう若くない。怪我さえしなければ、今年はいける気がします」

 はたして、日韓戦で実力派右腕コ・ウソクの出番はあるのか。WBCプールCは木曜日に開幕。韓国代表は初戦でチェコと戦い、その後は日本、台湾、オーストラリアの順でゲームを消化する。グループの上位2チームが米マイアミで開催される決勝ラウンドに進出するレギュレーションだ。

構成●THE DIGEST編集部
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