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侍ジャパン

「欧州野球の誇りを胸に」チェコ代表が再びWBCへ! メジャー68試合の実績を持つ新戦力バブラも参戦

下村正幸

2026.03.05

アメリカから帰化したバブラは、韓国戦で3ランを放った。(C)Getty Images

アメリカから帰化したバブラは、韓国戦で3ランを放った。(C)Getty Images

 チェコの国内リーグ「エキストラリーガ」は近年、欧州屈指のレベルを誇るリーグへと進化を遂げている。今シーズンから前千葉ロッテ・マリーンズの荻野貴司が国内強豪ドラチ・ブルノへ加入するなど、日本球界との接点も急速に深まっている。

 代表チームも着実に地力をつけてきた。WBC初出場だった前回の2023年大会ではグループリーグ4位と善戦し、今大会の自動出場枠(予選免除)を勝ち取った。チェコの国営通信社『ČTK』は今大会の目標について、「現在の立ち位置と評価をさらに確固たるものにするか、あるいはさらなる高みを目指す段階にある」と報じている。

 パベル・ハジム監督は「我々が戦う目的は、誇りを守るため。そして欧州、ひいてはチェコの野球が、世界最高峰のプレーヤーと対等に渡り合えることを証明するためだ」と決意を語る。
 
 依然として、野球のみで生計を立てられる選手は一握りという「野球の発展途上国」の側面は残るが、今大会は強力な新戦力が加わった。メジャー通算68試合の実績を持つ前ボルティモア・オリオールズ(現フリーエージェント)のテリン・バブラだ。米国生まれのバブラだが、専門の調査機関の助けを借りて、プラハ近郊にいた先祖のルーツを証明し、チェコ国籍を取得。今大会の出場資格を得た。

 バブラは、「MLBプレーヤーであることも素晴らしいが、この機会はそれ以上に特別なものだ。こうした経験ができる選手はごく一握りであり、チャンスを最大限に尊重している。日本という異国の文化に触れ、同時にチェコ代表の選手たちが持つアイデンティティを深く知れることに感謝したい」とWBCに向けての心境を明かす。

 今大会の展望については、「待ち受けているのは非常に厳しい戦いだ。チェコに特別な何かを期待している者は多くないだろう」と冷静に分析。その一方で、「しかし、僕がこの目で見てきた限り、このチームには十分な実力が備わっている」と自信を覗かせる。

 欧州野球の誇りを胸に、チェコ代表の2度目の世界挑戦が始まる。

文●下村正幸

【動画】韓国戦で5回に反撃の3ランを放ったバブラ


 
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